外出しづらかった今年のGW。庭仕事、家の中の掃除や本の整理に飽きると、昔の写真アルバムを見返していた。
子どもが産まれる前後から幼い頃の遊んでいる写真、何気ない写真、クルマで温泉旅行した時の写真、…。大きくなってしまった子供たちが実にかわいらしく、カミさんも若々しくてきれい(ノロけて済みません)。
当たり前だけど、もう二度と戻っては来ない時間。今社会人として苦労している子供たちの、その頃の無邪気な笑顔を見ていると、何だか切なくなってしまう。何度もアルバム見返しつつ、懐かしくもセンチな気分に浸っているところ。「もっと伸び伸びと育てれば良かった」という後悔の念も。
よく「早く大きくなってくれないものか」と思っていたものだが、いざそうなってみると、寂しい気持ちの方が大きい。小学生なら小学生のままでいてくれたら、どんなにかいいことだろう。いやいや、子供のままでいることは自然の摂理に反することだし、映画『ブリキの太鼓』みたいに仮にできても、親として子育てが延々と続いて大変なのかも。(子育てはもうとてもできない!)
「マッドサイエンティスト」よろしく冷凍保存ができたとしても、それはそれでまた不幸なこと。
〈中今〉ではないけれど、子供が小さい時なら小さい時、その瞬間瞬間を大事に生きるしかないの、だろう。
あるいは子供たちにとって、いい思い出があることで(昔の写真を見返すことで)今を頑張れる力になってくれれば。
…結局、写真を整理するつもりもあって見始めたアルバムであるが、ほとんど捨てることができなかったのでした。
〔写真は、涙でにじんだアルバム(のつもり)〕