フジテレビ月9のドラマ『ガリレオ』が好調で、初回から視聴率のトップを走っているそうだ。
天才的科学者が主人公ということで、科学好きの一人としては、こりゃ見にゃいかんと毎回楽しみにしているところ。今では、家族全員で見る数少ない番組となっている。
実際もカッコいいのだろうが、福山雅治は本当にカッコ良く描かれている。ああいうのが大学なり職場にいたら、周りの女の子はたまらないだろうな、と思う。見ていると、自分もあんなカッコいい男になったような気がする(その昔、高倉健さんの映画を見終わった男たちが、肩をそびやかして劇場から出てきてたようなもんだ)。それはともかく、ああいうクールな男ってのがやはりモテるんだろうね(しかし語る時はアツい)。
それと、福山は思った以上にスリムだ。もう40近いと思うが、あれだけの体型を維持するには、かなり節制/トレーニングをしているのだろう。
『刑事コロンボ』、『古畑任三郎』そして『トリック』と、推理物は大好きなのでよく見ているが、背の高い物理学者と女の子との凸凹コンビということで行けば、設定は『トリック』に近い。ただ、「六つ墓村」や「憎悪の象の像」なんていう言葉遊びは見られない。その代わりというか、各タイトルで「離脱る(ぬける)」なんてことをやっている。原作どおりのようだが。
『コロンボ』にしろ『古畑』にしろ、趣きはそれぞれ違っているけれど、見続けていると、カラクリというのか、トンチが利くようになってくる。それは学校の勉強や会社の仕事で使う頭の部分とは異なるもの。仕入れたネタで、友達やらカミさんを引っ掛けるのも、楽しいもの。
『ガリレオ』に戻ろう。毎回不思議な事件があって、それをガリレオが科学的に(反射や屈折、共振など)解いていくのだが、こちらとしては推理がなかなか当たらないのは悔しいところ。例のテーマ曲(ドラムは福山だそうだ)に合わせて計算式をダーッと書いて行く場面が必ずあるが、前回の「夢想る」なんか、数式なんか書くこともないのに…というのはヤボか。見せ場だからね。
そのテーマ曲、特に終盤のゆっくり流れる時のは、『古畑任三郎』のテーマ曲によく似てて、メロディがうまくつながるような気がするのだが、どうだろう。
ところで、相方の柴咲コウだが、加藤あいとイマイチ区別がつかなかったのだが、ようやく見分けがつくようになった。(何となく似てるよね)
…そんなこんな考えながら、楽しんでいます。