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エッセイとショートショートと―あちこち話が飛びますが

6人たどれば大統領

2020-01-26 08:45:53 | エッセイ
 
 知り合いを6人たどって行くとアメリカ大統領に行き着く、という話を聞いたことがある。試しにいくつか〈思考実験〉をやってみたところ、やはりそうなりそうなので以下に記しておく。

会社の場合
  僕⇒部門長⇒社長⇒経団連会長⇒経済産業大臣⇒安倍総理⇒トランプ大統領
  (上場企業なので弊社社長のことは経団連会長ご存じ、という前提)

合気道習っていた場合
  僕⇒師匠⇒県理事長⇒植芝守央道主⇒文部科学大臣⇒安倍総理⇒トランプ大統領
  (合気会のトップであれば文科相はご存じ、という前提)

地域の場合
  僕⇒地元の顔役⇒市議会議員⇒市長⇒川勝知事⇒安倍総理⇒トランプ大統領
  (地元の顔役が僕のことを知っている、という前提)

 いずれも、安倍総理を通じてなのがちと悔しいが、概ねトランプ氏にたどり着くことが「証明」された。

 これ、数学で考えると、理解しやすい。
 例えばトランプ氏の知り合いや安倍総理の知り合いを、仮に100人とすると、矢印の右側から左側に向けて、100倍100倍と増えて行くことになる。
それが6回繰り返されると「100の6乗=1,000,000,000,000(1兆)」となり、世界の人口約76憶を軽く超えてしまう。(計算上は、知り合いが45人ずつでも76億を超える)
 だから、知り合いの知り合いの知り合いの知り合いの知り合いの知り合いが誰でもあり得る、ということ。

 …もちろんトランプ氏に何かを依頼することはないだろうが(あるとすれば地球温暖化を何とかしてほしい旨)、話のタネにでも。
 〔イラストは『著作権フリー画像素材集』より〕

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千葉・館山へ

2020-01-19 11:24:16 | 
 年末の休暇を利用して千葉の館山へ。
 2度の大型台風により被災したということで、ボランティアはできないものの、せめて観光だけでも、と思った次第。(定年お疲れ、もあったし、2017年放送のテレ朝系ドラマ『最後の同窓会』のロケ地も訪れてみたかったし)






 JR内房線の「保田」という所あたりから屋根にブルーシートが目立ち始め、館山の布良(めら、と読むそうだ)地区ではブルーシートだらけ。地元の人によれば、最も被害が大きかった地区らしい。ロケ地となった「布良崎神社」にはつっかい棒がいくつも。


 その近くには、ドラマで同窓会会場(外観だけ)となったらしい建物が。こちらはコンクリなので、特にどうもなく。




 「休暇村 館山」という所に、直前の予約で安く泊まることができた。眺めのいい露天風呂は独り占めできたし、ビュッフェスタイルの夕食でも贅沢な気分を味わうことができた。






 翌日は洲埼灯台やら館山城(『新八犬伝』懐かしい!)を見て回る。その帰り、裏道を通っていたら『うさぎ家』という小さなラーメン屋が目に止まり、入ったところこれが有名な店のようで、背油たっぷりの旨いラーメン目当てに満員。木下ほうかや谷原章介などタレントの色紙が。サンドウィッチマンたちがロケに来たとかで、すぐあとにBSで放映されるとのこと(BSフジの『東北魂』しっかり見ました)。
 隣りに座ったおじさんによれば、布良崎神社の方は『ゆく年くる年』に出るらしい(これもしっかり見ました)。

 思い付きで行った割には、何だかツイてる旅となりました。気分的に少々ツラい時期だったので、元気をもらって帰ってくることができました。(落ち込んでいる時に思いがけないラッキーなことって、よくある)
 先週は、やはり定年記念でカミさんとヨーロッパ行ってきました(まだ時差ボケ)。それについてはまた改めて。

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伯父と甥は似ている

2020-01-05 08:39:02 | エッセイ
 姪っ子の披露宴で兄弟姉妹集まった際、「甥っ子の誰それはshinobくんとそっくり」に始まり「そう言うお前こそ、○○おじさんに似てきた」「いや息子も、性格がshinobくんに似て頑固で」「そりゃ先が楽しみ」てな話になった。
 自分が誰に似ているのかはよく分からないが、確かにちょっと離れた親類同士で似ているってことはよくある。僕も小さい頃、戦争で兄たちを亡くした母から「shinobくんは3番名の兄ちゃんによう似とる」とよく言われ、会ったこともないので何て言ったらいいのか戸惑ったもの。
 当たり前ながら、親やそのまた親を通じて血はつながっているので、遺伝子的に近いものはあるだろう。だから、お子さんのいない人たちでも、親や祖先を通じて間接的に自分の形質の一部はどこかにあり、自分と似た〈子孫〉は残ることになるはず。(子育て自体は残念ながらできないが)

 その昔、敵将や謀反を起こした家来を処刑するに当たって、「一族郎党皆殺し」というのがあったらしいが、僕と甥っ子みたいに、似たような顔立ちの者はもちろん、同じような考え方をするような者が現れるのを抹殺する意味合いがあったに違いない。(もっと遡れば、処刑する側だって処刑される対象になり得るのだが)

 ところで、「似てるこの2人」シリーズとして面白半分にこのブログに載せているが、血縁上かけ離れた人同士でも、元をたどって行けばどこかでつながっている。そもそも人間みんな、かの“ルーシー”が大元の先祖なのだし。
 〔写真は、コンピュータ処理された日本人男女の平均的な顔〕

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