甲子園を目指した地方大会もたけなわ。サッカーのW杯も終わったことだし、僕も見に行った。
昔から変わらぬ「ルパン三世」や「Runner」などの応援曲を聞きながら、若い衆が一生懸命にプレーしているのを見るのは実に気持ちがいい。試合の敗者が決まると、ついいこちらもホロッとしてしまう(年取ると涙もろくなっていけねえや)。応援団もそうだが、野球に限らず若い頃に夢中になれることがあるというのはいい。
そして球児だったかどうかに関わらず、見ている方は自分の高校の頃を思い出すことになる。だからプロ野球よりも長く、そしてJリーグの4倍の期間、続いているのだろう。
僕はと言えば、進学のための勉強勉強で、面白くない高校時代だった。恋も部活も、大した思い出もなく。
仮に40年前に戻れたとしたら、夢中になれることを見つけてもう少しマシな“青春”を送れたかどうか。いやいややはり、ハスに構えているかもしれない。
ところで、少子化の影響で、複数校の合同チームで出場しているところもあるようだ。2校連名、3校連名、多いので7校連名というのもあった。さらに球児は少なくなるのかもしれないが、野球やりたい子には、やらせてあげたいもの。
…しかし炎天下で2試合、腕が真っ赤っかになってしまった。