アフガニスタンから手を引いたアメリカが、今後は中国への対応に力を入れると言う。また面倒なことにならなきゃいいがなあ、と思っているところ。
さてその中国は、なぜ民主主義国家とならないか。それには二つの理由があるように思う。
一つは(大変失礼ながら)「民度」の低さ。都市部やら若者には民主的な考えも行き渡っているようだが、人口の大部分を占めるその他の人たちは、これまた失礼ながら「民主主義」の概念すらないようだ(何か知らないけどワメき合っている人たちというのをかの地で何度も見た)。そういう人々を統率して行くには、強権的/専制主義にならざるを得ないのだろう。
もう一つは歴史的な背景による理由。アヘン戦争や日清戦争のあと、清の末期にはイギリスやフランスほか西洋列強がこぞってかの地を我が物にしようとした。現地はたいそう苦しんだはずで、今もって「欧米の言うことなんか信じるもんか」と考えているに違いない。(日本は何とかその辺うまく切り抜けたようだ。ひょっとしたら危なかった、かも)
以上、勝手なことを並べました。お気を悪くされた方おられましたら、ごめんなさい。
〔イラストは「世界史の窓」より〕