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エッセイとショートショートと―あちこち話が飛びますが

有名人は幸せだろうか

2009-06-28 09:57:46 | こころ
 有名人は、幸せだろうか。
 何かと注目されるのはいいけれど、たとえばぶらっとのんびりひとり旅なんてのは、できないに違いない。

 お金持ちは、幸せだろうか。
 いろいろと買えるのはいいけれど、財産を守るのも大変。狙ってくる奴らだって、いるだろう。

 偉い人は、幸せだろうか。
 権力範囲が広がるには違いないが、その分責任も重いはず。足を引っ張られることだってあるだろう。

 美人/美男子は、幸せだろうか。
 モテるには違いないが、それだけで周りのヤッカミもあるかもしれない。それに世界一の美人は、世界一の美人の姿を肉眼で見ることができない。

 もちろん偉くなるなり有名になるのを目指すのもいいけれど、そうじゃない、ごくごく平凡な人生が、おそらく最も幸せであるに違いない。
 どっかで聞いた話だが、人間ひとりひとりの幸せの総和は、みな同じだという。栄光の絶頂のあとの悲しい晩年、というのもよくあること。

 …マイケル・ジャクソンの訃報に接し、こんなことを考えました。全世界に素晴らしい歌声を届けられたということで、幸せな人生ではあったろうと。
 

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比較の問題④(内閣支持率ほか)

2009-06-21 08:58:41 | 時事
 
 内閣の支持率がまた下がって、19%だそうだ。衆議院の解散総選挙も、近いと言われている。どの政党の味方でもないけれど、きょうはその話題を。

 この調子だと民主党が政権獲りそうだが、自公以上のことができるかどうかは、やらせてみないとわからない。外野で勝手なこと言っているうちはいいけれど、いざ与党となると、党内の調整やら国民からの手厳しい意見、それに諸外国からの注文など、難しい対応を迫られるはず。
 その上で自公以上のことができなければ、支持率はやはり10%台になるのかもしれない。「何だ、自公の方が良かったじゃないか」となる場合もあろうが、その時はまた戻せばいいだけの話。

 特に官僚からの反発は、非常にツラいところだろう。政権が変われば官僚がそっくり入れ替わるアメリカと違い、やりづらいことは確か。官僚なんか、「政権の座にポッポッポと就いた政治家に何がわかる!」なんて思っているのかもしれない。
 鳩山さんだって、総理大臣になれば、ニヤけてなんていられなくなるはず(麻生さんとの違いは、顔に険しさがあるかどうかってこと)。
 まあそれはそれで、政権のツラさを身を以って体感するという意味で、いいことには違いない。一度失敗しても、それは党としての財産にはなるはず。(オーストラリアに負けたサッカー日本代表みたいに。岡田監督も、12年前とは面構えが変わってきた)

 アメリカでの支持率は今でも50%以上あると思うが、オバマ大統領がイスラムやら北朝鮮やらの対応で大失敗でもしでかして、それがたとえばひと桁にでもなれば、「何だ、日本の方がマシじゃないか」ってことにはなる。あくまでも比較の問題なのだ。

 さて、総選挙にも影響を与えうる静岡県知事選挙だが、僕も1票を投じることになる。誰に入れるかは別として、おそらく、4人のうち最も知名度の高い海野氏(無所属)が勝つのではないかと思っているところ。(あ、ひょっとしてこれは公選法違反か)
 まあよくよく考えて、投票させてもらうとしよう。

 〔グラフはasahi.comより〕

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論説・蜘蛛の糸

2009-06-14 08:49:07 | こころ
 〔断わっておきますが、これは芥川龍之介の『蜘蛛の糸』とは直接関係はありません。言葉のイメージを拝借しただけです。〕

 ひどく疲れているときなど、たまに有給休暇を取ってブラブラすることがある。他の人が仕事してるのに自分だけ楽していることに少し後ろめたさを感じつつ、労働者としての権利なんだから、と考えることにしている。あとあと仕事に身が入るなら、ここで休んだ方が結局は効率的なのだ、とも。
 ところで。
 野生の生き物、たとえばアリとかクモとか、休息の時はあるのだろうか、と考える。クモなんか、巣を張ってしまえばあとはじっと獲物を待つだけなんだけど、いつ何どき外敵に襲われるかもしれないから、気の方もずっと張っていることだろう。

 そういうこと考えていると、僕ら人間と動物と、どちらが幸せなんだろうか、という疑問が出てくる。(いやいや、昆虫などには〈幸不幸〉の概念はないのかもしれないが)
 そして、人間に生まれてつくづく良かったと感じる。あなたも僕もそうなんだけど、むやみに退治されないで済むし、いろいろと考えたり物を作り出していけるっていうのは、いいものだ。

 ただ、片手片足でで簡単に壊すことのできるクモの巣あるいはアリの巣ではあるけれど、それをまた作り直すところを考えると、僕ら人間と動物と、果たしてどちらが〈一所懸命〉生きているんだろう、とも思ってしまう。
 食べるためとはいえ、一度オジャンになった仕事をやり直すのは、人間ならイヤになってやめてしまうところ。
 スズメやカラス、それに人間さまの勝手な理屈で害虫とされているハエやゴキブリなど、ひょっとしたら僕らよりずっと〈一所懸命〉に生きているのかもしれない。
 
 話はそれるけれど、小中学生にも、自分で申告のできる有給休暇みたいな休みがあってもいいかもしれない。休むことで充電でき、あとあと勉強にも力が入るのならば、トータル的に見てその方がいいに違いない。まあ義務教育だから難しいだろうけど。
 
 きょうはちとシリアスでした。
 

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寝酒の代わりに

2009-06-07 07:15:34 | 実用
 
 “ナイトキャップ”というカッコいい言葉にほだされて、若い頃から寝る前によく酒を飲んでいたのだが、朝がツラくなってきたというのか、体力が落ちてきたんで、もう何年もやめている。
 その代わりにやっているのが、ヨーグルト。ただし睡眠中、やはり胃に負担がかかるので、寝る1時間ほど前に、1つだけ。

 ヨーグルトが下痢症や胃腸炎にいいのはよく知られているところだが、免疫力アップにもいいらしい。腸内細菌の状態を改善してくれることで、腸が司っている免疫システム(全身の50%とな)も良くしてくれるらしい。
 それから、胃腸の調子が良くなることでお通じも良くなるし、そうすると老廃物が早く体外に出て行くことになるから、血液、全身そしてお肌にもいいようだ。老化防止にもなるらしい。
 タバコやらないせいもあるが(昔は吸っていた)、そろそろ50だというのに肌がきれいなようで、カミさんからも「おとうさん肌きれい」と言われている。(知らない人には気持ち悪いだけだろうけど)

 ところで、赤ん坊の腸内細菌中、ビフィズス菌は9割もあるのに、大人になるとそれが2割まで減るそうだ。そのメカニズムは誰か研究しているのだろうけど、幼い子供ってのは、スリッパやらその辺のゴミやら、よく口ににするんで、おなか壊さないようにするためだろうと思う。
 あそれから、野生の動物ってのは、他の小動物やら死骸やら、生でパクパク食べているけど、人間がやったら絶対おなか壊すだろう。生まれつきできることとはいえ、おなか丈夫だ。善玉菌たくさん持っているんだろうね。(でもヨーグルトは食べていないはず。???)

 寝る前におなかペコペコというのも切ないもの。酒飲み過ぎて体壊すより、ヨーグルトで健康に。どう?
 

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