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エッセイとショートショートと―あちこち話が飛びますが

ニュースはなくならない

2006-01-29 09:08:51 | 時事
 もうだいぶ収まったが、先々週(1月16日の週)はニュースが盛りだくさんだった。
 ライブドア強制捜査、ヒューザー社長の証人喚問、宮崎勤への最高裁判決、そして米国産牛肉に背骨付着。こんなに大きなニュースが続くのも珍しい。
 逆に、大きなニュースのほとんどない日、あるいは週というのも、存在はするだろう。だからといって、7時のNHKニュースが短くなるわけではない。「きょうは特に事件・事故がありませんでしたので、5分で終わります。喜ばしいことです」なんてことはありえない。それは新聞でも同じ。大きな事件がないからといって、全国紙が例えば12ページだけ、なんてことは絶対ない。

 大きな事件があると、相対的に小さな事件はカットされてしまう。報道がないからといって、それが「起きていない」というわけではない。それと、その時その時、話題性のあるものがニュースになりやすいという面もある。これまた当たり前の話だけど。
 だから、車のリコール隠しは今でもあるのかもしれないし、列車の遅れも、どこかで起きているのかもしれない。(例えとして挙げさせてもらいました。関係者の方いらっしゃったら、御免なさい)

 しかしライブドアの一般社員は気の毒である。ついこの間まで、「あのホリエモンの会社だぞ」と友達や子供に自慢していただろうに。目立つだけに、検挙されやすいのだろう。捜査員の数も有限だから、どこかでワルが、野放しになっているのだとも言える。

 〈オン・ザ・エッヂ〉と名乗っていたころ、髪の長いホリエモンの目は、何かに挑むような、ギラギラしたものがあった。しかし最近では、事業がうまく行っているせいか、顔つきも柔和になったと思っていたが。
 しかし日本に限らず、若い世代に夢と希望を与えたことは確かだ。
 クロレラだったと思うが、大量に生産して食糧危機をなくし、ひいては世界平和、と話をしていた。お金儲けは、あるいはそのためだったのかもしれない。その計画も延期になってしまい、残念である。

 ただ、法律に違反したということと、「悪い」ということとは別なのだが。
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魂に性別はあるか

2006-01-22 09:12:46 | 女の子
 去年暮れの話になるが、歌手のエルトン・ジョン、それからワム!のジョージ・マイケルがそれぞれ同性と結婚したという。そう言われてみれば、“そんな感じ”がしないこともないが。しかしジョージの方なんか、女性に相当モテるだろうに。

 輪廻転生ということを考えれば、魂に性別はないに違いない。そして恋愛が、魂と魂のふれ合いであるならば、男性同士、女性同士が愛し合うのも、別に不思議ではない。まあ子供ができないのは仕方ないが、本人たちがそれでいいのなら、周りの人間がとやかく言うことではない。ただ同性婚ばかりだと、特に日本の場合、少子化がますます進むことになる。
 先日もニュースになっていたが、日本の人口が減少に転じたそうだ。この狭い日本に1億2千万人は多すぎる。多少減った方が過ごしやすくなるのではないか。

 ついでに言うと、魂は年もとらないに違いない。これまた輪廻ということを考えれば、そうなる。とすると、年をとるのは、肉体を含む、魂以外の部分ということになる。それよりも、汚れを気にした方がいいのかもしれない。

 それでは魂はどこにあるのか? 脳の中心にある〈松果体〉という部分だということをどこかで聞き、そこに意識を集中させたことがあるが、「自分で自分を探る」みたいな変な気分になり、やめてしまったことがある。まあ余談だが。
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「愛の実践者」

2006-01-15 08:42:51 | ショートショート
 むかしむかし、ある所にひとりの赤ん坊が生まれた。むかしむかし、というのは筆者にもよくわからないが、平安の時代だとも、もっとずっと前だとも、またそれ以降だとも言われている。
 生まれたのは、今でいう4月の上旬だったとも、12月の下旬だったとも言われているが、これもよくわかっていない。なんでも、生まれてすぐに「古今東西唯我独尊。アーメンソーメン冷やソーメン」と言ったということだが、これは後世の作り話であろう。
 しかし、そんな逸話が残っているくらいだから、生まれた時からどこか他の赤ん坊とは違ったところがあったのだろう。特に知能の発達は目ざましく、知能指数を計算すれば4ケタになったのではないかと伝えられている。
 いま風に言えば宗教的天才といったところだろうか。その、身の周りのものに対する愛情の念はすさまじかったらしく、母親に対してさえ、生まれた翌日には慈悲の目を向けたと言われている。

 生後半年ほど経ったころ、この赤ん坊がカゼをひいてしまった。もちろん生まれて初めての病気であった。しかし赤ん坊はその愛の精神に則り、セキもクシャミもこらえ、また薬を飲むことをも拒んだ。
 つまりこういうことらしい。セキやクシャミはウイルスを空中にまき散らし、周りの人間にカゼを移すことになる。これは彼の愛の精神に反した。また、薬の服用はカゼのウイルスを殺すことになる。ウイルスといえども生き物だ。「生き物を大切にしよう」という、これまた愛の精神に反した。だから彼は、いずれをも拒んだのだ。
 こうして赤ん坊は、カゼをひいた3日後に死んでしまった。原因はカゼによる衰弱だとも、我慢に我慢を重ねた上の狂い死にだとも言われている。

 我々はこの赤ん坊を見習うべきではなかろうか。彼こそは、愛の実践者ではないだろうか。


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少し ブログ中毒

2006-01-08 08:48:54 | エッセイ
ブログを始めて1年。毎週日曜日の更新が、習慣になってしまった。

最初は、若い頃から書きためておいたショートショートを誰かに読んでもらいたい、と思って始めた。そしてエッセイは、その間のつなぎ、と考えていたのだが、皮肉なことに、ショートショートよりエッセイの方がよく読まれているようだ。まあこれはこれで仕方のないこと。
しかしそうなると、エッセイの方もおろそかにできなくなる。「つぎ何書こうか」とか「これは使える」とか、普段考えるようになった。皆さんも同じではないだろうか。本や新聞を読むたんび、テレビやネットを見るたんび、ネタを探している。仕事中でも、「あ、こりゃいいや」ってんで考え込んだりメモしたりしている。(もちろん仕事は仕事でガンバっている。ついでに言うと、仕事中に仕事のことしか考えない男ってのはつまらない奴だと思う)

それと、コメントやトラックバックは意外とないものだ。何か書けばポンポンとコメントが入ってくるものだと思っていたが、小難しいことばかり書いているせいか、ほとんどナシのつぶて。だから、前回の記事に初めてまともなコメントが入っていたのは嬉しかった。
とは言っても、僕も人のブログにコメント寄せることはほとんどないのだが。

ただの「雪が降りました」だの「今年は寒いね」だの、単純な話にはしたくなかった。自分にしか書けないものでないと、存在価値ってものがないんじゃないかと思うから。ただ、人前に出す以上ヘタなことは書けないし、いろいろと調べ上げた上で書いている。その点、今はネットでほとんどのことは調べられるから便利だ。
それに、調べて文章にまとめるというのは、考えが整理できるからとてもいいことだ。

アクセス状況を見ていると、10人くらいは更新のたびに必ず見てくれているようだ。もっとたくさんの人に、という気持ちもあるが、わずか10人でも楽しみ(?)にしてくれているというのも嬉しいものだ。(いや、その10人というのは、ただすべてのブログをチェックしているだけなのかも・・・)

何だか取り止めのない話になってしまいました。相変わらず話があちこち飛びますが、ご贔屓の方も一見さんの方も、今後ともよろしくお願い申し上げます。
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冬季下痢症にはヨーグルト

2006-01-01 09:13:17 | 実用
 この時季、何となくおなかの調子が悪くなって吐き気まで催すことがある。せっかくのお正月に料理やお酒が口にできないのはツライものだ。おなかに来るカゼ、と言われるもので、ロタウイルスあるいはノロウイルスというウイルスの感染症だ。
 胃薬を飲んでもなかなか良くならず、正露丸を飲むと余計悪くなってしまう。細菌性の下痢にはよく効く正露丸だが、ウイルス性の下痢にはあまり効かず、胃腸を刺激するから却って良くない。下痢が続いてると、例の刺激がお尻にシミるし。飲むなら、普通の胃腸薬がいい。

 下痢症になった時は、水分補給だけして何も食べずに胃腸の回復を待つのがいいのだが、ヨーグルトを食べると、回復が早いようだ。僕も毎年この時季になると胃の調子が悪くなる。家族の中でいつも僕だけなので、「飲み過ぎだよ」とカミさんには言われるが、どうも冬季下痢症らしい。(嘔吐下痢症、感染性胃腸炎とも言うそうだ)
 正月にお酒飲みたいもんだからいろいろとやってみて、今のところ一番いいのがこのヨーグルト。この冬も2,3日前から調子が良くなかったのだが、食事抜きでヨーグルトだけ食べ、そのあと太田胃散を飲んでいたら、何とか良くなった(正月に間に合った!)。ウイルス自体をやっつける作用はないと思うが、善玉菌と言われる乳酸菌が、胃腸内の細菌バランスを整えてくれるようだ。

 逆に良くないのは刺激物。コーヒーやお酒、カレーなどはやめておいた方が無難だ。牛乳やミカンも良くないようだ。お酒をどうしても飲みたい、飲まなければならないのならば、冷たいビールよりも、温かい日本酒や焼酎のお湯割りがいいだろう。

 ヤクルトなど飲むタイプのものでもいいし、キャンディもあるから、この時季の“常備薬”としておけばいいかと思う。是非お試しあれ。また、差し支えのない範囲で結果など教えてもらえるとありがたい。
 ただ、ヨーグルト嫌いな人にはキビシイかもしれない。まあ薬だと思って食べてもらうしかない。

 なお、この対処法は体力のある人に限っての話ですので、お年寄りや乳幼児の場合、重症になる場合もあるから、早めに受診されることをお勧めします。

 新年早々尾篭な話で申し訳ない。でも大事なことだから。
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