出張で(たしか)10回目となる北京へ行って来た。
かの地に立つと、大地の大きさを感じてしまう。北はシベリアから南はインドまで、そして西はヨーロッパまで続いているかと思うと、気持ちも大きくなる。
(正確には、日本も海の下でヨーロッパはおろか全大陸とつながっているのだが、海あるいは山で区切られている感覚は、持たざるを得ない)
だからか、中国の人たちは大ざっぱ、よく言えば鷹揚なところがあるように思える。
泊まった一流ホテルのレストランで毎日朝食を摂ったのだが、牛乳/低脂肪乳/脱脂乳の3種類の配置が、どういうわけか日によって違っていた。日本であれば順番は固定しておくものなのにねえ。特に中国語では、3種類の表記がいずれも4文字になるので、間違えやすいと思うのだが。
他にもたとえば、ホテルの部屋番号の「8」が逆さに表示されていたり。読めるには読めるのだが、何だかねえ、と。
乾燥しているせいか、木々がホコリをかぶったようになっているし、何となく殺伐とした感じを受ける。住むのは、ちょっと覚悟がいるかも。
〔写真はホテルからの景色。大気汚染らしいが、少し霞んでいた〕