少々古い話ながら、サッカーの東アジア選手権で、男子は中国が優勝した。あの韓国を初めて破ったらしく、スポーツの世界でも力を付けていることが窺える。
GDPではじき日本を追い越すそうで、経済的にも政治的にも、中国は存在感を増している。自動車の生産・販売台数、インターネットのユーザー数、そして二酸化炭素の排出量が、今や世界一なんだそうだ。
20世紀末は米ソが覇を競っていたが、そろそろ「米中の時代」になりつつある。経済的に豊かになれば、スポーツに掛けられるお金も当然多くなるから、ますます強くなっていくことだろう。(ロシアは、バンクーバー五輪でも苦戦中)
この両国、台湾への武器売却問題からチベット問題、あるいはグーグルの件でこのところ折り合いが良くない。まあ国対国の話だからうまく行かないことも多いのだろうけど、その間に挟まれた日本は、いざという時には困ることになるのかもしれない。
ただ中国も、報道によれば北朝鮮に対し開放化や核放棄、世襲反対と圧力掛けているそうだから、そう悪いことばかりでもない。しかしさらに力を付けた時、世界支配的にならないとも限らない。人権弾圧もまだまだあるようだし、心配ではある。ひょっとしたらその場合、テロの標的になってしまうのかも。
その昔、大東亜共栄圏ということで周りの国を支配しようとしたけれど、日本は国民性として、そういうのは性に合っていないように思う。農耕民族だし。
でも考えてみれば、大英帝国イギリスからアメリカ、そして中国、次はおそらくインドと、覇権は地球を西に回っているようだから、そのうち中東やアフリカってのもありかも。(ぐるっと回ってまたヨーロッパか)
ところで日本代表、現状悲観的ながら、W杯ではそこそこ行くんじゃないかと思っている。直前までモタモタバタバタしたチームが本番では結構いい線行くってことは、よくあることだし。
ただ岡田監督、口元なんか見るとやはりどこか「甘ちゃん」なところがあるように思えてならない。これも心配。
〔写真は、中国ニュース通信社のHPより〕