(今年いっぱいで仕事からリタイアすることは先月書いたとこ)
会社人生約37年。その間異動10回ほど、国内出張数百回、海外出張数十回、会議もおそらく数百回、人間関係に悩むこと数十回、…。今思うとそれぞれ懐かしいけれど「もう一度」という気にはならない。
そのつど先が見えていないからこそ、やってこられたのかもしれない。
同じことは人生全般にも言えるんじゃないか。入学式に卒業式、運動会に文化祭に修学旅行に受験、就職に結婚に引越しにクルマの買換え、あと女の子にフラれること数十回、それらをこなしてきたからこそここまで来たのだが、気力も体力もないし二度と御免。
…何か大きな後悔をしている人でなければ、1回やれば充分のはず。
しかし集団行動が苦手で協調性もない僕が、よくサラリーマン務まったもんだと思う。1部上場企業とはいえどちらかと言うとのんびりした会社だったのが良かったのかもしれないし、経費や納期、人事にあまり左右されない立場だったのも良かったのかもしれない(ヘタすると今ごろ路頭に迷っていたかも)。そう考えると実にラッキーなこと。