「上から目線」で失礼。定年まであと2年ほどとなった者から、新入社員/配転者/転職者へ。(少々偏っているかもしれませんが、こういう話をまともに聞くことはあまりないかも)
1.まず褒められない
子供や学生の頃と違って、社会人になったら面と向かって褒められることはまずないと思っていい。(褒められるとすれば、査定の結果が来た時くらい)
だから「褒められよう」という期待は持たない方が、精神衛生上もいいはず。もしあなたを褒める人がいたら、よほど〈出来た〉人か、何か下心持っている奴。この見分け方は難しいが、いずれ分かるもの。
2.近付いてくる奴には要注意
新しく職場なら職場に配属された際、真っ先に近付いてくる奴には気を付けた方がいい。職場での地位が低いかうまく行っていないため、仲間に引き入れたくて、何も知らない新人を取り込もうとしているもの。
だから、あまり深入りしないのが無難。ほどほどにあしらっておけば、そのうち状況も分かってくるはず。
3.自信なくすな
実力ある人/伸びそうな人は、すぐ上の人間にとっては立場を危うくさせかねない「危険な奴」でもある。どうしても自信なくすようなこと言われがち。ただ自信なくすかどうかは、あなたが決めること。
自信なくすようなこと言う奴は、人を貶めて自分を高く見せようとしているのだから、そんなケチな奴らにお付き合いすることはない。むしろ“脅威”と思われるほどだってことに自信持っていいくらい(死んだ犬を蹴飛ばす者はいない…)。
古今東西、この宇宙に〈あなた〉という人は他には存在しないのだし、過信とならない程度の自信はなくさないこと。上の1にも書いたように、褒められることはまずないのだから。
4.諸行無常/驕る平家は
どこの世界(職場・会社)にも大きい顔した人間(権力持っている者)は居るもの。当たり前の話ながら、その栄華はいつまでも続くものではない。肩で風切って闊歩している者でもいつかはトボトボと歩くことになるし、それにつられて取り巻き連中も落ちぶれるもの。
だから、長いこと活躍したいのであれば〈一匹狼〉でいるのがいい、少なくとも気持ちの面では。
5.忖度する側される側
まず「あんたに気ィ遣うために/忖度するために生きてんじゃないよ」という気概は持つこと。(だいたいヘタにエラくなった奴ってのは、押しが強いというかずうずうしいというか「オレ様に気を遣え」という態度をとりがち)
そして、忖度する側より忖度される側になる方がやはりいいはず(そのためにはガンバるべし)。ただし変な言い方だけれども、忖度される側になっても、忖度させてはいけないだろう、と思う。
あまり予備知識入れない方が〈いい勉強〉になるかも、と思いつつ老婆心ながら。もちろんこれがすべてではありませんし、ひょっとしたら皆さんの職場は全然違うかもしれません。
…あ、僕も「何も知らない新人を取り込もうとしている奴」なのかも。