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エッセイとショートショートと―あちこち話が飛びますが

100歳定年

2017-10-29 11:42:01 | エッセイ
 少々年寄りじみた話で恐縮ながら…。

 定年60歳まで2年ほどとなり“スピード落として”いたところ、人づてにではあるが「定年後、ウチの会社に来てもらえないか」という話が舞い込んできた。
 今いる会社からも「君にしかできない仕事があるのでお願いしたい」と言われており、また中国の取引先からも「定年になったら来てほしい」と5年ほど前に話があったし、まだまだ老け込んでもいられない状況。ありがたいと言えばありがたいこと。ひょっとしたら、また別の話が飛び込んでくるかもしれないし、ここ1~2年、それぞれ条件聞きながら決めることになる。
 とは言え、いずれも断わって、のんびりしたいという気持ちもある。(カミさんに嫌がられなければ、だが) 
 それと、合気道の稽古つけるの手伝ってもらえないかと言われたこともあるが、もう辞めてしまったので。
 
 当たり前ながら、会社人生60がゴールではなく、今じゃ65あるいは70とも言われてきている。一方、男の平均寿命は80歳、健康寿命が71歳とのこと。
 100メートル走でも、ゴールの10メートル先まで駆け抜けるつもりで走れ、とはよく聞く話。だから71なら71歳の時にへたり込むのではなく、たとえば100歳まで“駆け抜ける”つもりで生きれば、70や80は平気で突破できるのではないか。
(その一環でマラソン大会に参加したりしているが、今日の大井川マラソンはこの雨そして風邪気味のため、やむなく棄権) 

 100歳以上は今や6万7千人。先ごろ亡くなった日野原重明さんは105歳まで現役の医師だったし、また国民の医療費は増大の一途だという。元気な高齢者が一人でも多ければ、皆さん助かることだろう。僕もガンバりますんで、皆さんも。
 もちろん過重労働は体によくないけれど、仕事していないと寿命が縮むのだそうだ。

 そうそう、静岡駅前の地下街に〈ロマンさん〉という霊感占いのおじさんがいる。一度その人に観てもらったもらったところ「70歳までは大丈夫」と言われたことがある。まあそれも、心の支えになってはいるところ。
 

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神鋼、日産、そして

2017-10-22 08:57:20 | 時事
 
 その昔「品質保証担当」という職も務めていたため、神戸製鋼所の検査違反の報道でこの言葉が出てきた際はパッと目に入ってきたもの。
 日産自動車にしろ、発覚/報道された以降も違反が続いていたとのこと。「けしからん!」というのが大方の見方とは思うが、そこにはやむにやまれぬ事情があるに違いない。(神鋼や日産の回し者ではありません、念のため)

 製薬の世界でも、人のミスがあったり機械が不調だったり原料が入らなかったりと、なかなかうまく行かなくて困ることはある。その都度関係者集まって何とか対応をとっているところ。
 そこには〈金儲け〉のため、という意識はなく、何とかいい製品を出して行こうという、言わば涙ぐましいものがある。よく漫画にあるような「ヘッヘッヘッ…」というような笑いは、ない。

 決して許されるものではないが、色んな詐欺を働くヤカラたちも迷惑メールを発信している奴らも、うまく行くかどうかいつ捕まるかハラハラしながらやっているのだろうし、ヘラヘラ笑いながらやっているわけでもないのだろう。
 最近は鳴りを潜めているが、ミサイルを飛ばす某K国の指導者だって、国家を守るため体制を守るため、一生懸命/真面目/真剣/必死にやっていのるに違いない。それはそれで、大変なんだろうと思う。
 …また話が大きくなりました。(弁護しているわけではありません)

 そうそう、現在僕は品質の責任者をやっているため、社内外問わず文書の最後にサインをすることも多い。
 この年になって、若い子から「サイン下さい」と言われるとは思わなかった…とサインもらいに来た子たちによく冗談言っている。

 

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衆院選間近

2017-10-15 08:32:33 | 時事
 
 政治のプロでも何でもない、一般人の意見として。

 選挙にお金が掛かるからというのが理由だったようだが、20年くらい前に〈政治改革〉と称して中選挙区制から小選挙区制に変えたのがそもそもの発端。
 政権交代しやすくなった分、勝者と敗者との議席差が極端になってしまった。その分「決められる政治」にはなったけれども、じっくり吟味することが減ったように感じる。比例代表制も併用されてはいるが、バランスとれるところまではなかなか。
 費用が掛かろうと、「いい政治」ができるのなら中選挙区制の方がいいのかも。〈三角大福〉のような自民党内の派閥も、悪くはなかったように思う。

 また、色んな問題あるから2つには分けられないのだろうが、政党多すぎる気もする。とは言え、先月選挙のあったドイツでも似たようなものらしい。かの地でも同様に「政治の劣化だ」とでも言われているのかも。

 例えば今の国際情勢/経済問題に対応するのなら、即断即決のできる、安定した自民党政権が無難なのかもしれない。(正直、他の党首じゃ頼りないような)
 例えば安倍政治を終わらせたいと思っても、目の前の候補者はとても強行採決に荷担したとは思えぬ「いい人」。悪いけど、ここは一度落ちてもらって、と。3年もすれば、また総選挙あるはずだから。(そう言えば最近は「総選挙」って言わないな)

 よく言われるように、選挙は恋愛に似ている。あれとこれと、譲れないものを持って、あとは目をつぶるしか。

 〔冒頭のロゴはNHKのHPより〕

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オールナイトニッポン50年

2017-10-08 07:38:41 | エッセイ
 
 ニッポン放送の『オールナイトニッポン』が放送開始から50年だそうだ。「わんばんこー」で始まる笑福亭鶴光担当の番組には、学生の頃(80年代)ずいぶんとお世話になった。

 ここ静岡ではたしか夜中3時までだったように記憶するが、土曜の夜は毎週番組の終わるまで聞いていた。〈ミッドナイトストーリー〉や「ええか、ええのんか」というバカバカしい(失礼!)話には、単純に楽しませてもらった。一人でよく笑い転げていたもの。
 おかげで翌日曜は昼まで寝坊(今じゃとてもできない)。友人も聞いていたようで、翌週はその話題で持ちきりだった。
 僕も何回かハガキを出したクチ。たしか「驚き桃の木ビックリ話」というコーナーに『鬼が笑った話』というショートショートを出したところ、卒業シーズンだったせいかハガキも多かったようで、名前だけしか呼ばれなかったことがある。あれは惜しいことをした。

 あの時代は『ビックリハウス』なんていうナンセンスな雑誌も出ていて、バカバカしいことが世の中に溢れていた(いい時代だったなぁ)。このブログの「ナンセンススタヂアム」なんていう下らないシリーズも、その流れ。
 いや、中学高校の頃はまた、友人同士で実に下らない話で盛り上がっていたものだ(さすがに今はあまりない)。そう言や来週、学生時代の友人との飲み会があるけれども、仕事や定年、年金とかいう話ばかりで、大笑いすることはおそらくないだろう。
 ともあれ鶴光さん、その節は大変お世話になりました。いつまでもお元気で。


追伸
 いつだか書いた静岡市丸子「丁子屋」屋根葺き替えのための寄付、目標の1000万円に無事達したとのこと。ご協力いただいた方、ありがとうございました。

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みね子ロス

2017-10-01 08:39:08 | エッセイ
 
「フォン、フォン、フォ~ン」という桑田佳祐『若い広場』で始まる『ひよっこ』もきのうで最終回。有村架純がかわいらしくて見ていたが、なかなかどうして、実にいい物語だった。(カミさんと二人でよく泣いていた)

 乙女寮の女の子たち(澄子役の松本穂香や豊子役の藤野涼子)も魅力的だったし、木村佳乃や菅野美穂、白石美帆もシシド・カフカもかっこ良かった。
 あと和久井映見はおっちょこちょいの愛子さんをうまく演じていた(たしか『ちりとてちん』以来)。この人が出る朝ドラは当たるという逆ジンクスでもあるのかもしれない。
 基本的にみないい人ばかり。現実にはあり得ないから、いいのだろう。『ちりとてちん』の時と同じく、ドラマの世界に入ってみたいと思ったもの。
 せめて奥茨城の舞台となった茨城県高萩市にでも行ってみたいと思うが、すでに見物人が押し寄せているので迷惑、かも。

 さて、あしたからはみね子に会えないちょっと寂しい日が続く。そのうち総集編もあるだろうけれど、充実した番組HPもしばらくやっているようだから、それでも見ていることにしよう。
 クランクアップ(撮影終了)時の模様も見られるが、有村架純はやはり大変だったようだ。それはそうだろう。他の皆さんともども、お疲れさま。

 そうそう、忘れてならないのはコック・元治役のやついいちろうと、叔父・宗男役の小峯和伸。強烈な個性で笑わせてくれたし、いい言葉でうならせてくれた。
 そして幼なじみ・時子も無事女優になれたし、三男もさおりと幸せになれたようで、何より。〔文中敬称略〕



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