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エッセイとショートショートと―あちこち話が飛びますが

「しあわせ?」

2017-02-26 14:22:44 | ショートショート
 わたしのパパとママは、とてもなかがいいです。
 パパはよく、「チューしよー」とか「すきすきー」とか「ハグー」とかいいながらママにだきついています。ママは「これこれ」とかいいながらもとくにイヤそうでもありません。あさはげんかんで、キスもしているようです。
 みているこっちのほうがはずかしいくらい。たしかふたりとも、40さいこえているはず。パパはじぶんではカッコいいとおもっているらしいけど、クラスのまあくんのほうがイケメンだとおもうなあ。ママはまあ、そこそこかわいいんだけど。
 ともだちのちいちゃんところはそんなことまったくなくて、パパとママくっついたりはしないんだそうです。うちのいえだけ、かわっているのかなあ。
 それと、なぜだかパパはママに「しあわせ?」ってきくことがあります。ママは「べつにー」とか「ふつー」とかこたえることがおおいのですが、しょくじのしたくしているときなんかは「はいはい、しあわせしあわせ」とこたえることもあります。ほんとうのところはどうなんだろう。
 そういえばふくしまのおじいちゃんが、こんなことをいっていました。
「しあわせかどうかかんがえないときのほうが、しあわせなんだよ」
 わたしもじぶんがしあわせかどうかなんて、あまりかんがえたことがありません。これってやっぱり、しあわせってことなのかなあ。
 あ、いまもパパはママにだきつこうとしています。ママは「ちょっと!」とかいいながら、パパのことはすきみたいです。おしごとたいへんそうなパパだけど、そんなときはしあわせそうなかおをしています。
 わたしもしょうらい、パパみたいなやさしいひとと、あんなにじゃれあったりするのかなあ。

 Copyright(c) shinob_2005


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比較の問題⑥(日米ほか)

2017-02-19 09:08:38 | 時事
 
 日本の首相が米国大統領と会談し、ゴルフクラブとともにシッポも振った、というような報道がされている。
 その真偽はともかく、日本をある意味守ってくれている国に対しては、誰が首相であれ下手(したて)に出ざるを得ないのだろう。日本を、日本人を守るためなのだとも言える。また日本では一番偉いとされていても、海外ではそうではない、当たり前だけど。
 日本は、(失礼ながら)例えばタイよりも上、オマーンよりも上なのかもしれない。しかし、日本人である僕より、タイの首相、オマーンの国王の方が、ずっと偉くて立派に違いない。国家と個人とでは、これまた当然ながら違う尺度が当てられるはずだから。

 ところで日本は米国のいわば補佐役。その日本に住む僕は、会社では事業所長の補佐役を務めており、(調剤の仕事はしていないけれど)医師の補佐役とも言える薬剤師でもある。また次男坊で、これまた兄貴を補佐する役回りみたいなもの。
 亡くなった祖母によれば、うちの祖先は四国のどこかの殿様の馬廻り役(警護係兼重臣)だったらしい。これまた補佐役。因果は巡る、か。
 そうそう米国の新大統領、表情が少しピリッとしてきたような。

 〔写真はAsahi.comより〕



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堤真一『スーパーサラリーマン左江内氏』

2017-02-12 08:46:52 | エッセイ

珍しくカミさんと同じドラマを見ている。土曜夜9時の日テレ系『スーパーサラリーマン左江内氏』

堤真一・・・映画『本能寺ホテル』の織田信長や『三丁目の夕日』の熱血オヤジと違って、冴えない役。うまい。
小泉今日子・・・もちろんキョンキョン自身の性格とは全く異なるのだろうが、ぐうたらな鬼嫁役がなかなか。
ムロツヨシ・・・NHK「LIFE!」でも見せた、間延びしたショットは笑える。
佐藤二朗・・・しかし一番笑えるのはこの人。なぜか毎回違う職業に就いていて、下らないギャグを延々と飛ばしてくれる。堤真一も本気で笑っていた。

その他、高橋克実や賀来賢人も、おっかしい。
そうそう、昨夜は本田翼がゲストで出ていて、相変わらずアンニュイな雰囲気出していた。最後の踊りも。
まだ見ていない人でも、これからでも充分楽しめると思います。

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逃げない子

2017-02-05 08:50:40 | 女の子
(またも自慢めいていて申し訳ない)
 松田聖子の『いちご畑でつかまえて』ではないけれど、普通女の子は誘えばだいたい逃げて行くもの。また、女の子同士くっ付いて行動し、何だかんだと噂話をしているもの。女の子なりの防衛本能だとはわかってはいるが、男としてやりづらい面はある。
 先月もちょっと書いた、ほぼ毎月のように飲みに行っている子(小林明子に似たかわいらしい子)は、肝が据わっているというのか逃げる素振りがほとんどなく、また管理職やっているだけあって口も堅い。だから変に気を遣わなくて済んでいる。

 そう言えばうちのカミさんも、知り合った時からから全然逃げる気配もなくて、毎週どこかへ出掛けていたもの。もう30年前のことだが、こうして今に至っている。(口の堅さは…普通か)
 だからというわけでもないが、女性の方々、よほどイヤでなければあまり逃げないでほしい。(別に僕が言い寄るわけでは、ありません)

 ところで女の子を狙うのなら、少々高めを狙え、という〈格言〉めいたものがあるらしい。高めの女性は声掛けづらく、意外と空いているらしいというのがその理由。
 それに、失礼ながら「低め」の女性に声掛けて断わられたら、自信も失くすだろうというもの。

 そうそう、朝日新聞1/21のbe『悩みのるつぼ』に面白いことが書いてあった。「完璧同士の結婚がうらやましい」という30代独身女性の悩みに対し、「完璧同士のカップルもいずれ別れることがあるからそれを狙いなさい」という主旨の内容。
 結婚したカップルの約3割は別れる、と事実に基づくアドバイスだが、なかなかいい線行っている。
 完璧な人と出会うことより、目の前の普通の人を完璧に育てることの方が近道、とも。それはおそらく真理なのだろう。
 …ここんとこちょっとのぼせております。



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