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エッセイとショートショートと―あちこち話が飛びますが

南無2010

2010-12-27 16:13:01 | 時事

 
 年末恒例、今年亡くなった方々を。〔敬称略,カッコ内は享年〕

 1月 1日 成川哲夫(65)
         スペクトルマン。空手もやってたそうだ。
 1月13日 田の中勇(77)
         おい鬼太郎、あの妖怪をやっつけるんじゃ!  
 1月17日 小林 繁(57)
         悲劇のヒーローでいるのもツラかったろう
 1月17日 郷里大輔(57)
         大魔王、閻魔さま、そしてミスター・サタン
 1月18日 ミッキー安川(76)
         僕も子供の頃、線路に置き石をやった
 1月24日 大原健士郎(79)
         神経症の治療法「森田療法」の第一人者
 1月27日 J・D・サリンジャー(91)
         ご存知『ライ麦畑でつかまえて』
 2月 8日 立松和平(62)
         風が、気持ちいいねえ。星が、踊っているねえ。
 2月11日 玉置 宏(76)
         「ロッテ歌のアルバム」はよく見ていた。
 2月17日 藤田まこと(76)
         いい役者だった
 2月26日 南方英二(77)
         チャンバラトリオのリーダー。ハリセン!
 3月14日 ピーター・グレイブス(83)
         おやすみ、フェルプス君
 3月24日 ロバート・カルプ(80)
         『刑事コロンボ』でたしか犯人役を2回
 4月 9日 井上ひさし(75)
         『ひょっこりひょうたん島』は僕らの宝物
 4月21日 ファン・アントニオ・サマランチ(89)
         IOCのおっちゃん、というイメージ
 5月 2日 佐藤 慶(81)
         普段はおそらく気さくな人だったろう
 5月19日 荒川修作(73)
         「養老天命反転地」の地下迷路は怖かった
 5月28日 ゲーリー・コールマン(42)
         早く逝きすぎ、アーノルド坊や
 6月11日 池田駿介(69)
         キカイダー01に南隊員(帰ってきたウルトラマン)
 7月12日 ジェイムズ・P・ホーガン(69)
         読んでないけど『星を継ぐもの』は凄いらしい
 7月20日 早乙女愛(51)
         こちらも早死に。『愛と誠』は壮絶な話だった
 7月24日 森 毅(81)
         京大らしい数学者だった
 7月27日 園佳也子(75)
         おせっかいそうなオバサン役
 8月 4日 堤 隆能(68)
         元大関の大麒麟。シブくて好きな力士だった
 8月23日 川本喜八郎(84)
         独特の人形美
 9月 1日 花田勝治(82)
         花田家はケネディ家のようだ
 9月11日 谷 啓(78)
         「美の壺」は今も見ています
 9月16日 小林桂樹(86)
         昭和の名優①(まじめなサラリーマン役)
 9月26日 池内淳子(76)
         昭和の名優②(献身的な奥さん役)
 9月29日 トニー・カーチス(84)
         その昔『グレートレース』を見た。
10月 3日 榊 莫山(84)
         森毅さんに似て磊落なところがあった
10月 7日 大沢啓二(78)
         プロ野球の大親分
10月 8日 池部 良(92)
         昭和の名優③(ダンディな刑事役)         
10月14日 ブノワ・マンデルブロー(85)
         フラクタルの発想は面白い
10月22日 坂田栄男(90)
         将棋の阪田三吉とイメージがダブってしまう
10月26日 コロムビア・ライト
         子供の頃、大いに楽しませてもらった
10月30日 野沢那智(72)
         アラン・ドロンやブルース・ウィリス
11月 7日 西崎義展(75)
         新作『ヤマト』は見ることができたのか 
11月 8日 ジョー樋口(81)
         とぼけた顔で悪役レスラーの凶器を見逃していた。
11月27日 アービン・カーシュナー(87)
         『帝国の逆襲』は面白かった。
11月28日 シルヴィア(52)
         「別れても好きな人」はカラオケデュエットの定番
12月10日 正司玲児(71)
         「夫婦どつき漫才」は正月番組でもよく見ていた。
12月28日 高峰秀子(86)
         昭和の名優④(小林桂樹さんと夫婦役も)  

 皆様お疲れさまでした。
 では読者の皆さん、良いお年を。

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お金は使うべし

2010-12-19 11:20:41 | エッセイ
 
 今月の給与明細票を見たら、年末調整で十数万円が戻ってきており、本来の所に収まっただけとは言え、嬉しいところ。(行政の、ちょっとした心遣いだとも言える)
 だからというわけでもないが、お金は使うべし、というお話。

 5月24日のJCB新聞広告に「買い物は、世の中を救う。」というタイトルで、大正時代の首相・高橋是清の言葉が紹介されていた。
 大ざっぱに言うと「ある人が消費した2千円は、農・工・商の手に渡って10倍、20倍にもなる」というもの。(もちろんカード会社の広告だから、お金使ってほしいという思惑だし、「その時カードはJCB」というひと言も入っているんだけど)
 二宮和也くんがCMやっているらしいから見た人もいるかもしれないが、一理ある考えである。お金は社会の潤滑油、あるいは血液という考え方もあることだし、もちろん無理のない範囲で、これは実践すべきだろうと思う。あなたが1000円払うことによって、もちろんあなたは商品やサービスを受けるわけだが、一方ではいろーんな人が喜んでくれる。それは一種のボランティアだとも言える。

 また、法人の税は引き下げ個人の税は引き上げという話もある。まあ国として政府として、必要な経費というのはだいたい決まっているのだから、〈税制改革〉といえば何かを引き上げ、何かを引き下げるのは当然のこと。
 税金高いの安いのと騒ぐエネルギーは、無駄なような気がしている。天引き後の手取りがそもそもの給料だと考えれば、痛くも痒くもなし。

 ついでながら。雨の日の長い信号待ちでも、ワイパーをチャカチャカ動かしているクルマがほとんど。信号の色にしろ前の車の動きにしろ、停まっていればワイパー止めてたって判別はできるはず。電気食ってることだし、発進するまでは止めててもいいように思うんだけど。
 買い物では1円でも安いものを求めるのに、こういうところで無駄遣いしているんじゃあね、と。

 クリスマスや正月も近いことだし、誰かを幸せにするんだと思って、お金は使うべし。(ただそれで、物があふれ返ったり食べ過ぎ飲み過ぎたりして、自分が幸せでなくなったら元も子もないんだけど)
 なおこの広告、今年の日経広告賞の優秀賞というのを受けたそうだ。

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今年のドラマより

2010-12-12 09:12:03 | エッセイ
 
 当たり前ながら、面白そうなものに絞ってテレビは見ることにしている。すでに感想書いたものもあるが、今年のドラマについて。

龍馬伝(NHK)
 毎回勇気付けられもし、ホロッとさせられもしたので、視聴率もっと行っても良かった。ただ実際は、BS-hiやBS2、土曜日の再放送を含めるともっと見られているはずだ。(たしかBSは視聴率の対象外だったように思う。だから「紅白」だって、合わせれば50%超しているかも)

わが家の歴史(フジ)
 何てったって、大泉洋の演ずる「つるちゃん」が良かった。

日本人の知らない日本語(日テレ)
 おとなしそうな仲里依紗が、ギャル先生を演じてなかなか。何かとトラブルを起こす外国人生徒が、先生の活躍で救われ「ありがとう」という言葉で終わるもの。最終回に原作者である海野凪子さん役が出てきたのは、あんなギャルではないんだよ、ということを言いたかったのか。

10年先も君に恋して(NHK)
 上戸彩と内野聖陽のコンビによるタイムトラベル物。シブい藤竜也もいいアクセントになっていた。

霊能力者 小田霧響子の嘘(テレ朝)
 これまた毎回最後はホロッとさせられた。大河ドラマ『義経』の静御前の印象しかなかった石原さとみだが、ひょうきんな一面も見られた。「見えました」のあと、「にぃゃん!」とか言いながら憑依されたフリをする場面はかわいらしかった。

おじいちゃんは25歳(TBS)
 いい話だったし、藤原竜也、高橋克実もはまり役だった。孫娘役の倉科カナがあんなにチャーミングだとは思わなかった。
 
 たまたまだけど、各テレビ局から1本ずつは見ていたことになる。ほかにも面白いドラマはあったかもしれないが。なお、後ろ3つは深夜物ながら、ヘタな2時間サスペンスよりは楽しめたと思う。
 単発物としては、『歸國』(TBS)や『探偵倶楽部』(フジ)もなかなか良かった。

 〔写真は、石原さとみ扮する小田霧響子〕

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最近の言葉から

2010-12-05 19:26:58 | エッセイ
 
 今年もあとひと月弱。もうちょっと頑張れば年末年始ゆっくり休めるもんだから、この時期は元気が出る。(1週間で言えば、金曜の夕方みたいなもの)
 新聞もゆっくり読めるので、その中から印象に残ったものを(すべて朝日)。

勝間和代の人生を変える『法則』(11/6青のbe)
 人の行動には「成功しようとする行動」と「失敗を避けようとする行動」があり、その二つは反発し合っています。目標を達成しようとする意欲に満ちた人、つまり「成功しようとする行動」をとる人は失敗を恐れません。逆に、失敗を避けようとする人は、成功しようとする行動をとりません。
(会社でも、ミスを恐れて発言しない奴/行動しない奴/判断しない奴ってのはいるもんだ。行動し、判断すれば失敗もするし、文句も言われる。だから、周りから叩かれるくらいの人間じゃないと伸びていかない、というのはよく言われること。上司や他部署から何か言われても「それがどうしたぃ」ってな感じ。 
 勝間さんには賛否あるようだけれども、この一文にはグッと来た。誰しも失敗は怖いものだが、成功することしか眼中になければ、失敗は取るに足らないものとして矮小化することだろう)

映画『ヤマト』の解説記事(11/26夕刊)
 自分の信念だけで生きていけるのは若者の特権に過ぎない。大人になるというのはこういうことなのだ。これが、「ヤマト」の長大な物語の中から山崎監督が選び取ったテーマである。
(役職に就いて責任持たされて、大人にならざるを得ない時期っていうのはある。最近は管理職になりたがらない人間が多くなっているようだが、全体的に「幼児化」しているのだろう。ますます進む国際化の中で、日本は大丈夫か)

斎藤佑樹の言う主将としての3ヵ条(11/29朝刊)
 自分が一生懸命やること。コミュニケーションをとること。何事にも我慢すること。
(さすが「持っている」斎藤君。早稲田が今期優勝できたのも、神宮大会で優勝できたのも、こういうキャプテンシーがあったからこそだろう。若いもんに、教えられてしまった。斎藤君は、僕らよりはるかに「大人」なのかも)

 受験生にとって予備校の広告が目に付きやすいように、人は普段気になっていることに対する回答らしきものを、無意識のうちにサーチしているという。
 だから上に挙げた3つで、僕が普段何に悩んでいるか、皆さんに分かってしまうのだが。
 

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