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エッセイとショートショートと―あちこち話が飛びますが

ナンセンス スタヂアム 2

2007-03-25 08:43:03 | 言葉/ナンセンス
 
 久々に、言葉あそびを。

・愛 上 岡 菊(あるいは、愛 飢え 丘 聞く)

・歯 皮膚 屁 頬

・樹木希林 きききりん たたたぬき パパパンダ マママグロ

・アマい ←→ プロい

・Oh my. Kill you ! = おまえー、斬る!

・zigzag zigzag zigzag zigzag ・・・ ギザギザ ギザギザ ギザギザ

・グリコー源、マグネ的、設置ング

・「命あっての物種」「そうだね」

・可もなく不可もなく → 優と良だけ?

・文学部[国]文学科 文学部[心]理学科
 理学部[物]理学科 理学部[天]文学科

 話のネタにでも。
  
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藤原紀香と寺島しのぶ、そして池田晶子さん

2007-03-18 08:52:21 | 時事
 気になっていた女優2人がたまたま、2月にそれぞれ結婚をした。いずれも30代半ばの藤原紀香寺島しのぶ、である。
 知ってる人は知ってると思うが、同じ年代ながら演技力にものすごく差がある。藤原紀香は何回かドラマの主役をやったようだが、演技力に難があり、『だめんず・うぉ~か~』なんか、早めの打ち切りとなったらしい。一方寺島しのぶは、映画『東京タワー』(オカンとボクと、ではない)での鬼気迫る主婦役など、あの年代では抜群にウマい。
 かたやモデル出身のかわいい女の子、かたや芸能一家のいわばサラブレッドなので、比較するのは酷なのかもしれない。しかし、藤原紀香もネームバリューはあるのだし、もっと演技の勉強をすれば、いい役者になれると思うのだ。
 まさか〈わざと〉やっているわけではなかろうが、あの、わざとらしい演技というのがなくなればなあ、といつも思う。それとも、かわい子ちゃんならいいのだろうか。それも若いうちはいいが、年取ったら、どっからも声が掛からなくなってしまう。
 ケナすような言い方になってしまったが、所帯も持ったことだし、頑張ってほしい。

 と、ここまではどうでもいい話で。こっからが本題。
 哲学者の池田晶子さんが亡くなったそうだ。まだ46だという。『14歳からの哲学』の作者、と言えばわかるだろうか。中学の副読本にもなっているらしいから、知ってる人も多いと思う。本屋で立ち読みして、こりゃいいってんで子供に買ってきたものの、僕自身まだ全部は読んでいないのだが、女性にしては、というか女性だからか、あの壮大なものの見方というのには、これまた同じ年代ながら、関心しつつも「負けちゃおれん」という気持ちになったものである。
 ついでに言うと、学生の頃から、自分は同じ年代の中でどの程度の位置にいるのだろう、ということを考えていた。全国一斉の模試の順位みたいに〈人間としての総合力〉なんてものがあるとしたら、自分はどのくらいのところにいるのだろう、と。ただこれにはテストというものが存在しないため、決して順位がわかるわけではないが、上位にはいたいものだ、といつも思っていた。それは知識であり知恵であり、応用力あるいは包容力、さらには、道理のわかる心や風流をめでる心、ということなのかもしれない。

 追悼ということで、「受験の役には立ちませんが、人生の役には必ず立ちます」てな売り文句で『14歳の君へ』という本の広告が先日も新聞に載っていた。それぞれ「14歳」と銘打ってはいるが、ハタチの人が読んでも、おじさん・おばさんが読んでも、充分〈人生の〉役に立つだろうと思う。
 あの埴谷雄高と親交があったそうで、深い洞察力もむべなるかな。もっともっと、意見を聞きたかった。本当に惜しい人を亡くした。

 もう一人。「ひょっこりひょうたん島」のマシンガン・ダンディの声優・小林恭治さんも亡くなったそうだ(享年75)。僕らの子供の頃のヒーローの一人だ。ご冥福を祈ります。
コメント (1)
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「小さなお店」

2007-03-11 09:01:10 | ショートショート
 いらっしゃい。何か、お探しでしょうか。
 …卒論のテーマ、ですか。それでしたら、〔なぜなぜ〕コーナーのこういうのはどうでしょう。
  「なぜ葉緑体は緑なのか」
  「なんで勉強するの?」
  「なぜ重力はあるのか」

 どうでしょう。ちょっと難しかったでしょうか…。
 え? 実は? ああ、失恋、ですか。それはそれは。それでしたら、こういうのはいかがでしょう。
  「一番いい相手を選ぶ方法」
  「人を好きになるということ」

 自分の性格、ですか。マジメすぎる。んー。では、この、
  『クソまじめな男』 あるいは、
  『人生は皮肉』 なんてのは、いかがでしょう。
 まあ、ちょっとしたたとえ話なんですけどね。

 こちらは初めて? そうですか。
 あまり品数はございませんが、できるだけ良質なものを取り揃えるようにはしています。もちろんいくらご覧になってもタダですし、何かを売りつけようなんてことは、考えておりませんので。
 そうですね、毎週1つは商品を仕入れるようにしていますので、来週いらっしゃれば、また新しいものをお見せできると思います。

 はい? 恋がしたい? ではこういうのはどうでしょう。
  「自分だけの福山雅治を」
  「恋をしようよイエィイエィ」
 でも許せない? ではこれでどうでしょう。
  「許してやろうか」
  「これでいいのだ―自動思考との格闘」

 え? ちょっと疲れてる? では、こちらの〔こころ〕のコーナーはどうでしょう。
 それから、息抜きに〔ショートショート〕のコーナーもありますのでどうぞ。

 いかがでしたか。…そうですか、それはどうも。
 は? ここですか? もう、3年目になりますか。特に〈記念セール〉なんてものもないんですがね。ええ、ひとりで細々とやってます。
 おかげさまで、そこそこ繁盛はさせてもらっています。1週間で、そうですね、100人ほどの方がお見えになっているんじゃないでしょうか。ただ、数はともかく、何も言わずに出て行かれるお客さんがほとんどですので、ちょっと寂しいものはありますね。何か反応でもあると、それはそれで嬉しいのですが。
 いえいえ、ありがとうございました。またのお越しを。

 Copyright(c) shinob_2005
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疲れた人へ―ひとり旅のすすめ

2007-03-04 09:19:59 | こころ
 
 去年ものすごく忙しくて、年末年始は休めたものの大掃除やら何やら手一杯で、完全に煮詰まってしまっていたので、2月の連休を利用して、旅に出た。これまでにもう20回ほど旅をしているが、今回は、大井川鉄道を利用して井川まで。

 金谷(かなや)の駅から、昭和30年代の古びた電車でトコトコと大井川沿いを上る。やがて千頭(せんず)という駅に着き、そこからはさらに小さな赤いミニ列車で井川まで。途中、急な坂道を登るため、アプト式の機関車が連結されるところを見られるのもいい。
 井川ダムからの景色を眺めたあと、大仏さんを拝んで引き返し、接岨峡(せっそきょう)温泉に泊まり、予約しておいたSLに乗って帰ってきた。新緑の季節でも紅葉のシーズンでもないから、連休にしては列車も民宿も空いていて、心静かな旅だった(行って良かった!)。

1.旅は一人で
 ここまで書けばわかると思うが、一人である。気の合った仲間や家族、あるいは恋人同士で旅行するのも楽しいが、どうしても気を遣ってしまう。それに歩くペースや見て回りたい所が違うため、変にストレスがたまる。疲れを癒すために旅に出るのに、これでは逆効果。

2.ケータイは不要
 ケータイは家に置いて来ること。何だか物足りないかもしれないが、日常を離れるためには、不要不要(僕は元々持っていない)。パソコンやiPodなんぞ、もっての外。旅の間は、テレビはもちろん新聞や雑誌も見ない方がいいかも(せいぜい本くらい)。ニュースはある程度必要なものだが、マスコミにさらされると人間弱くなるものだし、しーずかな時間を持つのは必要なこと。

3.そして考える
 それで何を考えるか。やはり仕事のことかもしれないし、心配なこと、あるいは将来や過去のことかもしれない。それはそれで、思考の流れるまま、流しておけばいい。そのうち、人が生きるということ、世界のこと、この宇宙のことなんか考えられるようになれば、シメたもの。いかに普段、チマチマした生活をしているかがわかるようになる。(これはもう、クセになる)

 知らない所を一人で歩くわけだから、道に迷ったり危ない目に遭ったりもする。今回も、大仏さんのとこへ行くのにずいぶん迷ったし、猟でもしてたか、すぐそばで銃の発砲音が聞こえてヒヤッとしたことがあった。しかしこれはこれで、楽しいもの。普段できない経験だから。

 疲れてる皆さん、ちょっとひとり旅に出てみませんか。体は疲れるけれど、本来の自分に戻れて、心はきっと元気になれるはず。
 なお行き先は、山の中の温泉でも、海の見えるひなびた港町でもいい。「懐かしい風景」は、まだまだ残っていますので。

 ただこの旅、有志を募ってご一緒に、と行かないところが、難点と言えば難点。

〔写真は井川湖。雪が少ないせいか、水位も低いようでした。〕
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