思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

民知の会へのお誘い

2006-04-03 | 恋知(哲学)

腑に落ちるように知ろう、分かろう、というのが「民知」の心です。
あーっ、なるほどそうか!と深い納得がやってくる瞬間って、なにより嬉しいです。

つべこべ言わずに従え!ではいやですね。
親や教師には口答えするな!?
「偉い」人(肩書きの立派な人)が言っているのだから間違えない!?
専門家に任せれば大丈夫!?
政府や官僚が決めたことはよいことだ!?

こういう人に従うだけという人生では哀しいですね。
かけがえのない「私」を中心に置き、そこを出発点にしなければ、生きる悦び・充実はやって来ないはずです。

自分の日々の体験を踏まえて、自分の頭で何がほんとうなのか?を考えて生きること、そのためには、腑に落ちる納得の「知」が必要です。公式にあてはめるだけ、棒暗記、ゲームの裏技のようなハウ・ツウ・・・という意味と価値を問わず、思考力を使わない「勉強」とその延長上にある「学知」ではダメですね。現代日本のさまざまな病理の主因はそこにあるのではないでしょうか?

しっかりと日々の生活世界の経験につき、自分の興味・好奇心に導かれて「知る」ことは、健康な知の基本条件です。字句をいじくるだけの知や、点数を取ることを目的とした知や、パターンにあてはめる省エネの知ではなく、意味の濃い知、豊かにおおきく思考する全体知を「民知」と呼びましょう。

受験主義に陥らず、特定の思想によりかからず、宗教に逃げ込まず、透明な意識で自他と世界をみる練習、それが民知の実践です。

民知の会は、市民サロンです。皆がそれぞれの経験から「思ったこと」を出し合い、聴き合いしながら、よき考えと生のヒントを得ようとする集いです。直接顔を合わせながら論談しましょう。知的な愉しみを広げ、心に安らぎと情熱をもたらせたらいいな、と思っています。

武田康弘

5月14日(日)Pm.6:15~8:45 民知の会・設立記念―シンポ&パーティー
場所:アビスタ1F.大ホール 参加費-資料代:500円 
主催:白樺教育館 04-7184-9392 後援:我孫子市
みなさん、ぜひご参加下さいね。




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