思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

「共謀罪」法案!? おばかな議員たちと復古主義と

2006-04-28 | 社会思想

硬く狭い理屈で人間のありのままの「心」を抑圧した左翼・共産主義思想に替わって、いまは、明治政府から始まる右翼の国家主義(近代天皇制)の亡霊が息を吹き返したかのようですね。
上意下達の道徳主義で人間を抑圧する思想ならざる想念が幅を利かせ、受験勉強だけの単線的な頭の持ち主が自分の愚かさも自覚できずに、自信満々!?なのは、「お笑い」でしかありません。

今また「共謀罪」という民主主義の息の根を止めかねない愚かな法律案を政府が用意し、自民党と公明党のおバカさんたちは、強引にこれを通そうと頑張っています。
テロ対策(アメリカ政府のご機嫌取り)と称して、健全な民主制社会を危機に陥れる法案成立に「努力する」とは、頭、大丈夫?と言うしかありませんね~。
政府の方針や体制に賛成する自由なら独裁国家にもあります。反対する言動が自由に認められるからこそ民主制社会には活力が沸き、自由な想念が広がって、人間精神の健康が保たれるのです。環境保護団体なども、活動ができなくなる、と強く抗議しています。こんな簡明なことすら分からない人間が国会議員とは、ただただ呆れるばかりです。

だいたい、右派の政治家や右翼の人々は、明治政府がつくった強張った富国強兵=近代天皇制の思想を日本の伝統!?と言っているのですから「お話」になりませんね。上からのへ理屈で人を黙らせる洗脳教育による日本人教化は、繊細な感受性にとみ、やわらなで優しい日本の民の伝統とは、正反対です。いま話題になっている「靖国思想」とは、明治政府が日本の伝統を否定して拵えたイデオロギーでしかありません。簡明な歴史の事実くらい弁えてほしいものです。

はなしが、「共謀罪」とはズレました。今日はこのへんにしましょう。
5月14日(日)午後6時に、この社会のおおもと=知のありようそのものを変えていくための出発の会をします。ぜひ、みなさんお出かけ下さい。民知の会―設立記念会―シンポ&パーティー(クリックして下さい)


武田康弘


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