思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

小沢一郎をなぜ恐れる?

2006-04-08 | その他

小沢一郎を恐れるのは、豪腕だから?壊し屋だから?自民党の中枢にいたので自民党を知り抜いているから?政財界に太いパイプを持っているから?・・・

ウソです。ズルい言い方=誤魔化しはやめましょうね。

小沢一郎の頭=論理の深く的確なこと、他の政治家とは頭脳力の次元を異にすること、「二次元頭」の秀才がいかなる努力をしても届かない「三次元思考」のできること、それを恐れているのです。活字次元の「平板な思考」しかできない政治家も新聞記者も批評家も学者も、物事の核心を捉える立体的頭脳を持てないから、したがって小沢一郎を自分の思考枠に収めることができない=捉えられないから「恐れる」のです。

私は、小沢一郎とは思想もタイプも大きく異なる人間ですが、現代日本の最も優れた政治家として、彼を高く評価しています。

菅直人は、労働組合の「委員長」にしかなれません。優れた「経営」をすることはできないのです。人間には「器」というもいうものがあり、身の丈以上のことをしようとすると、自他共に不幸です。汝自身を知れ!は、恋知(哲学)の最大の格言です。

「まず、私自身が変わること」―これは、まさに恋知そのもの。他者と社会の改造は、不断の自己改造を前提にしなければ実効性をもたず、価値を持ちません。これは原理です。

武田康弘

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