思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

口先だけ、口舌の輩では、人生悲しいまま。

2010-07-23 | 恋知(哲学)

日々の生活を踏まえ、生々しい現実を前に、リスクを背負って生きる、そこから考えを紡ぎ出す。
そういう基本がなく、
情報を収集し、あるいは、本の読解や、知のパズルを解くことで、なにかをなし得たと思う。
現代は、そういう思想や哲学ばかりです。人間力は弱く、観念知・表層知による哲学だけになってしまいました。みな口舌の輩に過ぎません。

受動的であること、主張しないことが「いい人」とされ、闘うことのできないひ弱な人間を育成することが教育とされ、既存の価値に従って序列を上げていくことが優れた生とされ、受験知が文化となる。

なんと愚かなことか。
学者や評論家が偉い!?口先だけで、実力のない人。たいしたことはできないで、言葉だけが達者な人。肩書き抜きの討論からは逃げる人。すぐオタオタする弱虫。

わたしは、あなたは、いったい何が、どれくらいできるのか? 口先で誤魔化す人生は悲しいです。服を脱ぎ、裸の自分を見つめなければ。


武田康弘
コメント
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