思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

信教の自由を元から否定する『靖国神社』は、恐ろしい存在(憲法違反)で、国内問題です。

2013-12-30 | 社会思想

 靖国神社をめぐるいくつもの裁判で明らかになったように、靖国神社は、その教義で、個人の意思を認めません。

 兵隊となり、また、嫌でも政府の命令で兵隊にさせられて戦死すると、靖国神社の思想に反対していた人も、みな日本国の軍神とさせられてしまいます。

 この軍神は【集合神】だというのが靖国の思想なので、「分祀」は不可能なのです。

 靖国を否定し拒否するクリスチャンも、真宗や浄土真宗の仏教徒も、哲学者も、個人の意思は完全に無視され、強制的に日本国家の軍神とさせられるのです。

 個人の思想及び良心・信教の自由を否定し、政府=国家の命令を絶対とするのが靖国思想ですが、このような思想は、近代市民社会ではとうてい認めらるものではありません。

 靖国神社の思想は、明白な憲法違反です。したがって、靖国問題の核心は、外国からの批判云々ではなく、人権=個人の自由の否定にあるのです。

 こういう教義をもち、極めて政治的な思想(「日本の戦争は、すべて天皇陛下による聖戦である」)を宣伝している施設に、戦後民主主義下の政治家が参拝するのが許されないのは、当然です。 

 

 以上のわたしの説明=見解に批判のある方は、コメント蘭にお書き込みをお願いします。罵詈雑言の類のほかはすべて公開しますので、お名前を記された上で(ペンネームでも可)、ぜひ。

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批判なくして前進なし。変革なくして充実なし。

2013-12-30 | 私の信条

批判なくして前進なし。

変革なくして充実なし。

 

批判的精神がなければ、新たな秩序をつくることはできませんし、

状況を変革する愛と勇気がなければ、豊かな世界への扉は開かず、生の充実はありません。

 

武田康弘

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