「弱い犬ほどよく吠える」という諺が一番合うのが、石原慎太郎でしょう。
この男の暴言は、辞書ができるほどで、フランスをはじめ欧州や中国からも厳しい批判を浴び続けましたが、「人権」などどこ吹く風とばかリに他者に罵詈雑言を投げつけ、尊大な偉がりで、もう最低男と評するしかありませんね~~
権力をかさに、教員をイジメ、首を切り、中国を挑発するために「尖閣を東京都が買う」と宣言し、本音インタビューでは「俺の一番の望みは、シナと戦争することだ。」と言い放つ。
彼の挑発に乗って尖閣列島(地勢的・歴史的には中国領ですが伊藤博文が日清戦争で日本に編入)を国有化した軽薄者の野田首相(当時)の行為と、それを上手く利用した靖国思想の安倍首相の戦略により、日本は再び戦前の戦争できる国=「ふつう」の国に戻ります。今度はアメリカの属国としてですが。
まさに石原慎太郎の戦略通りで、再び「大日本帝国」という威張った国へ、個々人の精神的自立なき「ニッポン人」へ、です。でも、すべてアメリカ頼りの威張りですが~~(笑)。
築地市場移転問題も、結局石原の横やりで、安全などどこ吹く風となったのです。こういう勝手な強権主義者とお役人はとても相性がよく、政府でデタラメな言動を繰り返す安倍晋三にも霞が関はよろこんで右へならえです。
役人、とりわけ「エリート役人」になる高学歴・高偏差値人間は、母親の言うことに従順で、学校秩序に従い、受験塾の教師の言いなりの人生ですから、強権的に命令されないと、何がよいかを考え行為する能力がなく、なんにも出来ません。命令する人に従うことに悦びを感じる人の集まりですから。
精神的に自立する人間、自由と責任をもつ個人の育成こそ、何にも勝る日本の最優先課題です。日本人も「学歴人」「組織人」「所属人」ではなく、人格をもつ一人の人間=個人にならねば、です。いつまでも「騙された」という言い訳は通用しません。
武田康弘