思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

リベラル勢力がほとんどない国へ=世界で唯一の国家の誕生!? 民主共和党という翼を!

2017-09-30 | 学芸

 

 

   (平等院・鳳凰堂)


  アメリカでは、曲がりなりにも前大統領のオバマや、元大統領のクリントン、カーターなどのリベラル派が政権を担い、この前の民主党大統領予備選では、わたしは社会主義者であると明言したサンダースが大きな支持を集めました。

 ヨーロッパでは、社会党や民主社会党などのリベラル政党が政権を担い、あるいは第二党であったりします。
 
 
ところが、自称西側諸国の一員という日本では、リベラル勢力が極小です。民進党が実際上解党すると、小池新党=希望の党(保守主義)と自民党(保守主義)しかなく。あとはマルクス主義に依拠する共産党だけになります。日本でもリベラルな思想を持つ人は大勢いるでしょうが、大衆政党としての受け皿はありません。

 保守と右翼しかいない国というのは、世界の民主主義国にはどこにもなく、唖然呆然です。もう笑うしかないですね。異様な国、ニッポンです。

 民進党内のリベラル派は、わたしの立ち上げたバーチャル政党=「民主共和党」を現実のものとしませんか。ふつうにしっかり考えれば、基本の考えとしてはそれしかなく、多数の賛同をえられると思います。戦前の国体思想を掲げ、神社本庁と歩を一にする「日本会議」の恐ろしい(ばからしい)復古思想とはくらべものにならない普遍性をもちます。安倍首相も小池都知事もともに「日本会議」のメンバーなのです。籠池夫妻も大阪維新の会もです

 ベラルな意識をもつ人々は、民主共和党に集結、となったらいいですね。それこそパンドラの箱から希望が飛び出ます。みなに翼が生えますよ~~~。


武田康弘(元参議院行政監視委員会調査室・客員調査員・「日本国憲法の哲学的土台」を国会職員に講義)

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハイドン86番 フィシャーは愉悦感いっぱいだが、カラヤンの愛のない平面的な演奏に呆れる。ノット・東響に期待

2017-09-30 | 芸術

 10月15日(日)は、ジョナサン・ノット+東響のハイドンとモーツァルトの演奏会があり、とても楽しみです。最初はハイドンの86番。次にチェロ協奏曲1番、最後にモーツァルトの39番です。どれも「品のよい色気」がある曲で、ノットらしい素晴らしい選曲です。

 で、チェロ協奏曲と39番は耳タコになるほど聞いているので、あまり聞かない86番をCDで聴いてみました。

 まず、アダム・フィシャーのハイドン交響曲全曲BOXセットからです。
ウキウキ楽しい、浮き上がる音たち。明るく色付く。ハイドンの愉悦感で幸せな気分になり、身体が踊りだします。当日が待ち遠しくなりました。ノット・東響の充実は凄いほどで、名演間違いなしですからね~~

 で、次に

 カラヤンの交響曲ボックスセットから、同曲を聞いてみました。驚き呆れました。
ドロドロで、キレがなく、悦びがなく、ウエットもユーモアもない。かつて、こんな演奏が評価されたとはにわかには信じられません。灰色で単色、ベルリンフィルの団員は、まるでサラリーマンがつまらない労働をしている(させられている)ごとく。快活で楽しいはずの終楽章も、平板で音楽が浮き上がらず、命令のまま弾いている感じ。ハイドンへの愛はどこにもなく、ヒトラーの「強制労働」まで想起してしまいました。

 なんだ、これは。気分が悪くなり、もう一度、フッシャーの終楽章を聴き直し、すっかり気分がよくなったので、いま、最初から再び全曲を聞いているところ。ウキウキ、3回目。

 

武田康弘

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする