品質管理ではなく、人間を管理するとは、ヒトラーのナチズムやスターリンの独裁政治や戦前日本の天皇現人神のような全体主義国家にのみ可能な思想であり、民主主義を名乗る人権思想の国家ではありえないことです。
しかし、この個々人の違いを認めない全体主義による教育をよしとする人が現実に数多くいるのには言葉がありません。
人間とは何か、という人間存在論をまるで知らず、物と人間を同列に扱って涼しい顔をしているのが、学校の教師であり、右派の国会議員であり、政府の審議委員であるのには、わが国の絶望的なまでの後進性(日本に哲学なし=人間とは何かの探究はなく、シニカルな現実主義だけがある)が象徴されています。
以下は、今日の『東京新聞』夕刊一面ですが、すでに昨日、わたしのfbにたくさんのコメントが寄せられた問題です。
武田康弘