今日から冬やすみ。時間があるので、
モーツァルトのオペラ、ダ・ポンテの台本による三部作を聞きながら、クルレンツィス(とコパチンスカヤ)の映像から写真を撮り、A4でコラボ写真をつくりました。
自由そのものの天才ヴァイオリニスト・コパチンスカヤは、両親とも音楽家で、父親は民族楽器の名人で楽団を組織、母親はクラシック中心のヴァイオリニスト。ともに優しく愛情深い人。彼女は豊かな人々と音楽に囲まれて育ち〈生きること=音楽すること〉という一児の母です。始源的・根源的で自然性にとむ指揮者・音楽フィロソファーのクルレンツィスに共感し敬愛するのは必然でしょう。
「フィガロの結婚」に打ちのめされるほど感激しましたが、今日は、「コジ・ファン・トゥッテ」の面白さにハマリ、二度聴きました。なんという指揮者か。「ドンジョバンニ」は半分だけですが、強烈!!
歴史家トインビーの言う通り、周辺革命で、古代アテネからの使者のようなクルレンツィスは、ロシア(しかもシベリア)を活動拠点とし、コパチンスカヤもモルドヴァ(旧ソビエト)出身、この二人は、伝統の西欧音楽を革命し、音楽の始原性を探り当て提示する。すでに革命は起きていて、その意味と価値をこれから人々は知ることになるのだろいう。検索を続けていたら、昨晩、2019年2月に初来日が決まったとの情報が、招待元からありました。われわれは、歴史の転換点に立っているのです。なんという幸せ。
他の写真は、FBで見てください。
テオドール・クルレンツィス指揮ムジカエテルナ 初来日ツアー pdf
2019年(2018年ではありません)
■2/10(日)15:00 Bunkamuraオーチャードホール
チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35 *
チャイコフスキー/交響曲第6番 ロ短調 作品74「悲愴」
*パトリツィア・コパチンスカヤ[ヴァイオリン]
■2/11(月祝)15:00 すみだトリフォニーホール
チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35 *
チャイコフスキー/交響曲第4番 ヘ短調 作品36
*パトリツィア・コパチンスカヤ[ヴァイオリン]
■2/13(水)19:00 サントリーホール
チャイコフスキー/組曲 第3番 ト長調 作品55
チャイコフスキー/幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」作品32
チャイコフスキー/幻想序曲「ロメオとジュリエット」