思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

ウクライナのセレンスキーは善だ!?背景を考えないと、西側(日本)のマスコミに占脳・染脳されてしまいます。

2022-05-11 | 社会批評
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 一つひとつの事柄は、真実がわかりません。ロシア軍の酷さのレポートもあれば、ウクライナ軍(アゾフ隊)の酷さのレポートもあり、それを一つひとつ確定するのは、無理です。

 ただ、ロシアのプーチンは悪でウクライナのセレンスキーは善だ、という二分法が間違いであることだけは確かです。攻め込んだのを善とするわけにはいきませんが、攻め込まれた方も長いことアズフ隊やその他の民兵組織の過激な殺人=ロシア人狩りをしていたことも明らかになっていますから、背景を考えないと、西側(日本)のマスコミに占脳・染脳されてしまいます。大多数の方で気付かずに占脳・染脳されているのが分かります。

 ウクライナは、アメリカに代理戦争をさせられていることに気づかないと、悲劇と不幸が拡大します。

 停戦です。停戦にもっていくための努力のみが(正義だけを主張するのはダメで妥協点を探る)求められるのです
 武器の大量供給は、戦争を長引かせるだけです。航空機での爆撃+それ以上の地上戦ですので、双方におおくの死者が出ていますが、さらに増えます。戦争をゲームのように報道し、ロシアの支配地の拡大、ウクライナ軍が奪い返した地、というのを詳細に伝え、ウクライナがロシアの将校の殺害に成功!とか。
 
 NHKも民放も、毎度ウヨク過激派でナチズムに近い思想をもつ【アゾフ隊提供】の映像と解説をそのまま流す、【前代未聞の放送倫理違反】にあきれ果てる。 公共放送???

 なぜ、ロシアを敵国として扱い、そのように国民を誘導するのか? わざと不安を煽り、軍事費を増やす目的だとしか考えられない。
 西部劇ではあるまいし、善悪をはっきり二つにわけて、片方の悪には目をつむり、報道しない。ウクライナやアメリカ側の情報だけが真実とするのは、酷い、否、酷すぎる。低能かどこかの回し者が報道番組をつくっているのか。

 
  (解放されたウクライナのマウリポリ在住のロシア人少女の証言

 いまは、SNSを活用すると、真実の一端はよく分かる。市民の証言もたくさんあるが、その中で、ウクライナ在住のロシア人の言うことは、まったく取り上げず、ウクライナ側に立つ人の証言だけを伝える。これでは北朝鮮の報道と同じようだ。


 どこかをそれも大国を敵国として、日本側から仕掛けて大使を返してしまうというのは、もう極限的なバカとしか言えない。ロシア側が報復するのは当然だ。なぜ、日本からわざわざ喧嘩を売るのか?????????損もいいところだ。アメリカの要請で、ある程度の経済制裁に乗るまではありだが、極端なことをするのは、害と損だけしかない。もっと頭と心を使えないのか。


武田康弘

 
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受験塾は、紋切型頭=人間しかつくらない。 内部から湧出するパワーを持たず、「わたしの頭」ではない。

2022-05-11 | 芸術

受験塾は、紋切型頭=人間しかつくらない。


アインシュタインは、学業成績はよくなく、
複数科目で赤点、ギムナジウムを中退した。


受験勉強は、紋切型頭=人間しかつくらない。

言い方を変えれば、機械頭であり、二次元頭であり、白黒頭だ。
多層性をもたず、内部から湧出するパワーを持たず、「わたしの頭」ではない。

受験塾とは、そのような頭に変える施設であり、頭=人間から色を消してしまう。

フッサールの言葉だが、「事実学は事実人しかつくらない」。

いまの学校知は、身体知、感じ、想うという人間的頭脳の中心であるイマジネーションを育てず、言語中心主義=言葉の暗記中心の堅苦しく息苦しい知だ。

意味論≒本質論のない事実学の累積は、特定パターンを仕込むことで人間的な頭脳を破壊してしまう。だから「優秀者?」ほどたんなる「事実人」(犬やサルではなく事実として人であるに過ぎない)に陥るのだ。「東大病」

水面下を見ること、地面を掘り進めること、内的意味充実の世界を拓くこと、多色で広がりゆくイメージをもつこと。自由自在に羽ばたくこと。これらのもっとも重要な人間的頭脳を破壊し、灰色で単線的で色艶のない頭=人間を製造するのが、受験主義の勉学であり、受験塾である。受験塾が大手をふるう日本に未来はない。もうおわり。

哲学(ほんらいの訳語は「恋知」)も沈思と内的自己の開発を礎とするのではなく、「言語ゲーム」という趣味の世界に陥る。

 

武田 康弘

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