NHKは昔から全体として面従腹背しかやってないので、時々本気を出している。たぶん、朝ドラでの本気はカーネーションとあまちゃんでやったから当分ない。
ドラマ10はほとんど見ていないが、アングラブログみたいなものなので、本気とは少し違う。
この前、アマゾン川の様子を写した番組があったが、映像はきれいなのに音楽と台詞といろいろとあれだったので、この分野は当分あれだろう。
ニュースは完全に大本営発表のあれになっている。
というわけで、今日始まった「トットてれび」は、黒柳徹子の半生を描くために、本人役に満島ひかりを持ってきて……たぶん本気だろう。がんばれ戦後レジーム!笠置シズ子の「買い物ブギ」が今回のメインの音楽で、その後半の歌詞が確か×××や▼▼▼といった(いまの)差別用語満載であるのもあれだろう。
ラジオドラマの収録で、兵隊役(の袋)が倒れた……とっさに黒柳さんが叫ぶ
「どうしたんですの!?どうかされましたの?死んだんですか?あなたどうかされましたの?死んでるの?死んだの?」
×××や▼▼▼といった単語も、誰かが死ぬことも、戦争の記憶が生々しい中では、別の意味を持っていた。黒柳徹子だってその中で生きていたのである。
昨日、「徹子の部屋」で林真理子が出ていた。林真理子も相当におもしろい人であるが、やっぱり黒柳さんに比べてあれであった。