
人相悪すぎの巨大ロボット。口のあたりが違う気がするがまあいいか。
以前、レヴィナスの顔の概念と北斗の拳についての論文を読んだことがあるが、北斗の拳はただのファミリーロマンスだからして、顔の表現が問題なのは、、劇画の影響を受けたあのあたりの作品なのではないだろうか。
あしゅら男爵の男女半分ずつの顔の合体もそうなんだが、マジンガーZのフォルムもなんとなく女を感じる。ふくよかなのである。なんかブルマはいてるみたいだし……。
わたくしがマジンガーZが好きだったのは、たぶんパイロットの弟が自分と同じ名前だったからであろうが、たしか、そのシロー君というのは、戦闘に忙しい兄貴(甲児)に食事を作ってあげていた。彼らは孤児でまだ学校に行ってるのに自活しているのである。
エヴァンゲリオンにもいろいろと引き継がれたその世界だが、そこには一人っ子の孤独とエディプスコンプレックスばっかりが描かれ、ママの体内に帰りたがる。これではだめなのではないか?いつまで他人に尻ぬぐいをさせるつもりだ?
Zの次作・グレートマジンガーでは、上の二人の孤児の父親がサイボーグとしてでてきて、しかも実の子ではない養子?だかの部下のために死んでしまうというシビアな最終回だった(たしか)
まあ、いままでもいろいろあったということである。