人生の裏側

人生は思われた通りでは無い。
人生の裏側の扉が開かれた時、貴方の知らない自分、世界が見えてくる・・・

時空を超えたヒットチャート

2016-01-15 00:01:41 | 映画・音楽など
洋楽のヒットチャートに接しなくなってどれくらい経つだろう…
今どんな曲が流行ってるのかなど全く分かりません。
これはラジオ、特にFEN(米軍向け放送)を聞かなくなったことが大きいと思います。
昭和45年くらいから「オールナイト・ニッポン」などの深夜放送で洋楽のトリコになり、47年から54年頃にかけては殆ど毎晩FENを聞いていました。
そして55年くらいから約20年間、私の音楽生活における表(A)面(ロック・ポップスのこと)からは全く遠ざかってしまい、ひたすら中南米音楽を中心としたマイナー裏(B)面路線(日の当たらないゲットー)に引っ込んでしまったのでした。
このブランクは実に大きい…80年代以降のヒットチャート曲など数えるほどしか知りません。
メロディは聞き覚え有るものも多いけど、曲とアーティスト名がなかなか一致しません。
私はしかし初期の頃のドーナツ(シングル盤)時代は別にして、自分で気に入って買うレコードというのは、巷での流行りものとは無関係なのでして、当時代的ヒットチャートと超時代的?音盤との二重の音楽ライフというのが当たり前なのでした。従って流行に後れてようと、どうだろうと私の世界では無意味なのです。私にとってのベストヒットNOWとは、単純に目下お気に入りの曲というものに他なりません。…てな訳で最新ベスト5がコレだ!!
(何時に無く限りなくA面よりのものです…。ただ…こんな理由があってコメントがとてもズレてます。)

<第5位 ザ・ヤードバーズ、”Heartful Of Soul”>
これは典型的なブリティッシュ・ビートです。中学時代”クリーム”のライブ盤などを聴いていた時など、アホらしくて聴いてなかったでしょう…でも今は延々と続く即興演奏など退屈で聴いてられません。動画では”ギター三羽烏”のようには話題に上らない、ヴォーカルのキース・レルフがグラサンをキメてますが、外すと”1D”とか”B.C.R”(ベイ・シティ・ローラーズ!私の軽蔑の対象でした!)とかアイドル路線の顔になってしまいます。
<第4位 シカゴ、”Hard To Say I,m Sorry”>
これはもう、このチャートでは異例?の超特大ヒットですね。CMの力というのも絶大なものが有ります。エモーショナルな歌唱というのも私には異例なのですが、この歌手が?”クエスチョン67”(…いや80年代リリース)です。この声は間違いなく太っちょピーター・セテラだろう…しかし動画を観てたら、誰だ!このイケメンは?…エッ!ピーターなの…ウソでしょ!…きっと”長い夜”を経て、ここまで絞り込んだのでしょう。彼はその後ソロ歌手に転向したそうですが、昔の姿からは想像出来ません。テリー・カスとともにプロレスラーに転向してもおかしくないくらいでしたから…
<第3位 エンゲルベルト・フンパーディンク、”Winter World Of Love”>
忘年会に備えて冬にふさわしい曲をカラオケでマスターしようと一生懸命覚えたものの、すっかり忘れてしまい歌う機会を逸してしまいました。
そこで、仕事仲間が尾崎紀世彦の”また逢う日まで”を歌っていたので、”和製フンパーディンクだなあ”と言ったら、”フンバルドリンク?、何それ?”と、通じません。精力増強飲料みたいでこの歌手にふさわしいかも知れません。
<第2位 ミルバ、”Tango Italiano”>
ここへきてB面ぽくなってきました。60年代初めの日本でのカンツォーネ・ブームの立役者の一人です。しかし、ちっともタンゴ的でないです。ブズーキ(ギリシアの弦楽器)みたいな音色が聞こえるなど、いかにも地中海の歌謡曲という感じです。アッ!…これがイタリアン・タンゴってことなの?
ミルバは後年、ピアソラと共演するなど本格的なタンゴも歌ってますね。
<第1位 アラン・パーソンズ・プロジェクト、”Eye In The Sky”>
この曲は先月水木しげる先生へのオマージュのつもりで書いた”ビビビの覚者”で、空に浮かぶ目玉の親父なんてのを書いてた頃、たまたま検索してるうち巡り合い、初めて曲名とアーティスト名が一致しました。私はずっとこの曲はザ・フーのジョン・エントウイッスル(ロック史上最高のベーシストの声もある)が歌っているものと思い込んでいました。作風はしかし共通するところが有りますね。
という訳で、私の年末年始はこの曲が”目玉”です!(覚えましたよ!)


コメント
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