簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

四国遍路 26番札所・金剛頂寺

2010-06-14 | Weblog
納経所で「国道に戻ると遠くなるから、門前を右に曲がって町中を抜ける方が良い」と
教えられた通り、少しでも近い道を迷いも無く選択する。
暫く進むと国道に合流するが、そのまま横切って、並行してはしる旧道を行く。
26番札所・金剛頂寺までは4キロほどの長閑な町中を行く。



小さな元川を渡って右折。山に向う自動車道を少しずつ登る。
途中、大きく右に曲がる自動車道とは別に、直進する遍路道の看板がある。
自動車道なら40分、遍路道なら15分とある。



人家の間の道は、登るほどに狭くなり、やがて地道の山登り道となり、次第に厳しさが
増す。



アスファルトと違って足元の柔らかさは有りがたいが、足の裏の痛い身にはこれが堪える。
痛いところでデコボコした地面を踏もうものならズキンとした痛みが全身を走るから始末
が悪い。
今回は、アスファルト道が多いことも有って靴は軽登山靴をやめ、スニーカーを履いてきた。
これが地道では仇となっている。



歩き始めて1時間半、遍路道が途絶えた。
厄除けの石段を登ると山門があり、その先に広い境内がある。



今日はここの宿坊で泊る。
ここは、「料理が素晴らしい」と聞いていたので、今晩は期待できそうだ。
宿坊では、「今日は大きな団体が入って・・・」と忙しく振舞う住職婦人が出迎えてくれる。

「本館は団体が使うから・・・」と、部屋は広い信徒会館の一番奥になった。
長い廊下を、階段を上り下りしながら案内され広い部屋に着いた。
珍しく部屋にテレビが有った。面白いことにこれがチャンネルの旧式だ。
今時珍しい。それでも三局ほど入るから有りがたい。
今日は新聞からもテレビからも隔離された世界から開放されそうだ。(続)


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コメント
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