簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

四国遍路 計画の変更

2010-06-21 | Weblog
相棒は足にマメは出来ていないものの、右足小指の爪を痛めている様子。
足の疲れも若干あるようだ。



お互いの足の状態からこの先何処まで歩けるかは全く解らない。
唯一つはっきりしている事は、計画の35キロはとても歩けそうにないと言う事。
よしんば27番を打ったとしても、その後28番・大日寺までは40キロを歩くことになる。
とてもこの状態では歩けないだろう。

相談した結果、ここは無理をせず、バスか電車で明日予定している宿まで行こうと言う
こととなった。
急遽、野市に予定した宿に、一日早く泊まれないかと変更の電話を入れる。
幸い空いていた。
部屋が確保出来たのを確認して、今度は今晩予定した宿にキャンセルの電話。
「足を痛めたので計画を変更した」のでキャンセルしたいと申出ると、先方も心得たものだ。
「大変ですね。気をつけて。また次の機会に使って」と。

これで宿の始末は付いたものの、初めての屈辱的なドタキャンに気分も沈みがち。
しかし、無理をして、完全に足を痛めてしまっては元も子も無い。
情け無いけど背に腹は変えられない。



雨も本降り、気温の上がらない寒い日となり、時々強い風も吹く荒れ模様の天気も歩こう
と言う意識を完全に萎えさせている。



安田のバス停で雨への備えを固め、神峯寺まで4キロ余りの山登りに挑む。
薬師の集落で国道を離れ、町中の道を山に向って緩やかに登る。
鉄道の高架橋を過ぎ、暫く行くと神峯寺の鳥居があり神域に入る。
これを潜り、いよいよ最後の力を振り絞り、標高430メートルの寺に向う上りにかかる。(続)


にほんブログ村 旅行ブログ 遍路・巡礼へにほんブログ村

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする