簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

四国遍路 再びバスで

2010-06-18 | Weblog
霧のような雨の降る7時過ぎ、宿坊を後に、27番を目指す。
広い駐車場を横切り、遍路道に分け入る。
昨夜からの雨で地面は濡れているものの、ぬかるむほどで無いことが救われる。



足はしっかりテーピングしているものの潰れたマメは痛さが増し、そんな足の裏を庇って
歩み続けているので足全体にダメージが広がりつつある。
腿の付け根、膝関節にも痛みを感じ始めている。



40分ほどで山を下り、再び国道55号に出る。
暫く国道を歩いてバス停を見つけ、時刻を調べているとタイミング良くバスが通りかかり、
急いで手を上げバスを止め乗り込む。

金剛頂寺から27番札所・神峯寺までは35キロ余り。
今晩の宿はその上り口、東谷の民宿を予約している。
だから、最悪は、お参りが明日になっても構わないが、それ以前にこの足の状態では1時間
に3キロほど歩くのがやっと。
それだけでも歩ければ良いのだが・・・
全て歩けば宿に何時つけるかも知れないので、今日もまた暫くの間バスのお世話になるこ
とにた。

潰れたマメの手入れにどうしてもカットガーゼが欲しく、ドラッグストアがあるだろうと
思われる奈半利までバス行く事にした。



8時過ぎ、奈半利の駅前でバスを降りる。
しかし、こんな早くから開けているドラッグストアも有ろう筈も無く、暫くはこのまま
歩くより仕方ない。

この頃になると雨は本降り、肌寒い最悪の天気に成っていた。
国道を走るトラックが風を巻き上げ、水しぶき振りまいて通り過ぎていく。
そのたびにポンチョが捲れ上がり始末が悪い。
既に靴が濡れ始めている。



奈半利から5キロ余り、1時間10分ほど歩いて安田の集落に到着した。
安田川を越えたところに屋根付きのバス停を見付け、そこで暫く休憩をする。(続)


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