簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

四国遍路 宿坊の夕食

2010-06-16 | Weblog


風呂は先程の玄関脇に有るので、そこに行くにはこの道程を、痛い足を引きずるように
引き返さなければならない。
大きな団体が入る前に、入浴も洗濯も済まさなければならないから猶予は無い。



痛い足を引きずるように風呂に向う。
脱いだものを全部洗濯機に放り込んだ。入浴中に洗濯を済まそうという魂胆だ。
足の裏は沁みるが風呂はやはり気持ちが良い。



風呂から上がり、乾燥機で乾かしていると団体が到着し、ロビーが俄かに騒々しくなった。
随分大勢居る。
入浴も洗濯も早く済ませておいてよかった。

6時から楽しみな夕食になった。
広い食堂には数十人分の料理が並べられている。
席は決められていないから、6人ほど座れる円卓には他人同士が並んで食事を摂ることになる。



中央の回転卓には豪華な刺身の盛り合わせ、季節のお寿司、漬物などが並べられている。
他にもてんぷら、茶碗蒸し、酢の物などが所狭しと並べられ宴会料理のようで評判通りだ。
大きな団体も一塊になって食事が始まった。

知らない人々と遍路談義に花を咲かせながら料理を突き合うのは楽しい。
あっちこっちで声高な話し声が聞こえ、時折大きな笑い声が起きる。

凡そお寺の宿坊とは思えない雰囲気だ。
お接待のお母さんたちがてんてこ舞い。
「ちゃんと、ビールの本数記録しているのだろうか・・?」
誰かが心配すると「ここはお寺だから、全て会計時に自己申告、誤魔化すのは居ないよ」
と言う。
再び三度ビール、お酒を求める声がする。
どのグループも今夜はことのほかアルコールが進むようだ。



テレビの天気予報が明日の雨を告げている。
どうやら雨は本降りで気温も余り上がらない荒れ模様の天気に成りそうだ。(続)

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