簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
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北アルプスの絶景 (JR全線乗り潰しの旅)

2013-04-29 | Weblog
 2,156メートルの山頂駅の温度計は、マイナス2.8度を指している。
ゴンドラを降り、寒さを実感しながら西穂高口駅の屋上に上がる。



 屋上の展望台は、ふく風こそ弱いが、凛と引き締まった空気は身を切る様に冷た
かった。そしてそこには雲一つない素晴らしい青空が広がり、荘厳なまでに美しい
雪化粧の山々が、360度展望台を取り囲むように待ち構えていた。





 正面には西穂高岳(2,909m)が、北穂高岳(3,106m)や奥穂高岳(3,190m)を背後に
従えて聳えそこからやや下がった手前の峰の中腹には西穂山荘の赤い建物が見える。
 目を左に転じると、真っ白な峰々の向こうに槍ヶ岳(3,180m)の特徴的な山頂が、青い
空を鋭く付きあげている。





 右手には焼岳が微かな噴煙を上げている。あの峰の向こうは、有名な上高地だ。
その右手遥か先には乗鞍岳(3,026m)が有るはずだが、その姿は定かには判らない。
目を背後に転じると、ロープウエーの索道越しに、笠ヶ岳(2,897m)、双六岳(2,860m)
錫杖岳(2,168)の巨大の岩塊が迫って見える。



 展望台近くの千石園地には、まだ高さが2メートル以上も有る雪の回廊が残っていた。
下りの最終便が16時45分と言う事で、僅か20分余りしか滞在出来なかったが、素晴ら
しい絶景に、しばし時を忘れるほどあった。





 この展望台からの眺望は、フランス「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」の二つ星の
評価を得ている。(続)



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