簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

紅葉シーズン

2017-11-17 | Weblog
 

 飯盛山の見処も、慌ただしく駆け足で巡りバスで再び会津若松駅に戻ってきた。
もう少し時間が有れば、武家屋敷にも立ち寄れたし、野口英世にも触れられたのにと
思わぬではないが、限られた半日ではバスの車窓から見るのみでこれも致し方ない。
この頃になると朝の内雲に隠れていた会津磐梯山が、ようやくその姿を見せてくれた。





 ここからは再び「ゆったり会津 東武フリーパス」を使い、会津鉄道に乗って南下、
塔のへつりを目指すことにする。

 沿線の紅葉は今が見ごろとあって、車内は結構込み合っている。
途中列車の行き違いで停車した湯野上温泉駅にも相変わらず人が溢れていた。



 塔のへつりの「へつり」とは、断崖・絶壁・急斜面・川岸などの険しい道を言い表す
地元の言葉だそうだ。元々は海であったらしい地が100万年以上も前から連綿と浸
食と風化続けた結果生み出された奇岩が連なる景勝地で、この特異な地形は国の
天然記念物に指定されている。周辺一帯は大川鳥羽県立公園の一角で、この時期
は紅葉の名所としても知られている。



 この名所でも10月中旬ころから紅葉が始まったらしく、11月に入りそのクライマッ
クスを迎えているとあって多くの人々が押し掛けていた。
最寄りの会津鉄道塔のへつり駅は小さな無人駅である。シーズン中は混雑するら
しく普段はいない駅員が出張り、列車で訪れる紅葉狩り客の対応に備えている。



 とはいえここに降り立つ客は限定的で、多くは大型の観光バスやマイカー客がほ
とんどで、周辺の広い駐車場はどこも満車状態で入りきれない車が道路には溢れ
ている。(続)



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