
「頭蓋内動脈狭窄なし、頚部内頸動脈狭窄なし、頸動脈プラークなし」
外来初期の検査では血栓性プラークによる塞栓症が疑われるとの診断が下さ
れたものの、その原因となった場所の特定までには至っていない。

入院先の担当の医師からは、再発防止のため発生源の特定と同時に抗血小
板剤の点滴(血液をサラサラにするのだそうだ)を中心とした治療が必要な
ための入院で、期間は1週間程度との入院診療計画書が届けられた。

同時に看護助士であろうか、「当院では、院内の感染対策と手厚い看護を
行うためのケア・サポートセットを用意していますがどうされますか?」と
パンフレットを提示してきた。

その内容は、基本セットなら院内で着る浴衣甚平にバスタオル・フェイス
タオル(もちろん洗濯付き)が日額400円程度で借りられる。
さらにサービス品としてBOXティッシュ、ウエットティッシュ、歯ブラシ、
歯磨き粉、コップ、スリッパ、食事用エプロン、また入れ歯の人には入れ歯
洗浄剤や入れ歯ケースもついている。
さらに必要な人には、これに容態に応じた紙おむつプラン(別料金)を選ぶ
ようになっている。

便利なものである。
これから家族に電話して、「あれを持ってこい、これも持ってこい」と言わ
なければと思っていたが、これなら後必要なものは自身の下着類と髭剃りだ
けである。

(写真:本文とは無関係 岡山市中区・岡山さくら道)
手間もかからないので直ちにお願いすると、すぐに届けられ、点滴をつけ
たまま早速院内衣に着替えである。
どこから見ても立派な入院患者の誕生だ。(続)
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