簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
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食べたまま、書いてます。

庭が美しい西林寺(四国遍路)

2012-07-16 | Weblog
 三郎ゆかりの札始大師を過ぎ、県道40号線に出てしばらく歩くと久谷大橋が
見えてくる。本来の歩き遍路道は、この大橋を渡らず手前から左折、土手から
河原に降りて、水量が少なく石ころだらけの重信川を渡る。





 対岸の河川敷にはゴルフ場があるのでどうするのかと調べてみたら、どうやら
そこを突き抜けて土手に上がるようだ。



 松山自動車道を潜り、住宅地の中の狭い道に入り込むと、丸い石橋の向こうに
第48番札所・西林寺の山門が見えてくる。



 お寺の少し手前に“杖ノ淵”と呼ばれるお大師様が発見した泉の遺跡があった
ようだが、残念ながら、見落としてしまった。

 丸く反った石橋を渡り、何段かの階段を下りる。
普通札所では、境内に行くには何段かの階段を上るところが多いが、ここは
道路より低地に立つ珍しい寺で、数段下りその先で山門を潜る。

もともとこの辺り一帯は田圃ばかりのところで、それに合わせてその中にお寺が
建っていたそうで、その後新しくできた道路が境内より高く作られたためらしい。



 落ち着いた良いお寺である。
境内はさほど広くはないが、綺麗に掃き清められていて清々しい。
緑も密生するほどの暗さはなく、明るい境内の一角ではアヤメが満開を迎えていた。



納経所のある庫裡の前の庭は、よく手入れが行き届き特に美しく、モミジの若葉が
一際映え、青葉の中で異彩を放っている。(続)


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