簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

お雛列車(水島臨海鉄道に乗る)

2022-08-22 | Weblog


 水島臨海鉄道の倉敷市駅の待合室掲示板に、「お雛列車」の運行案内
ポスターが貼られていた。
倉敷・水島地域で行われる雛巡りのイベントに合わせ、その期間中に運
行されるようで、毎年行われているらしい。
折角なので何本かの列車を見送って、1時間ほど待てばやってくるこの
気動車に乗ってみることにする。



 路線は僅か11キロ余りで生活色が強いだけに、観光での利用は余りな
いようだ。ここには良くある一日フリーの乗車券や、観光目的の割引券
などの販売はされていない。
自動発券機で終点の三菱自工前までの乗車券を購入(350円)し、切符
を自動改札機に通す。



 改札を出てホームに立つと、正面にはJR倉敷駅の何本ものホームが
見えている。明るい日差しが降り注ぐなか、上り下りの列車が頻繁に行
きかい、活況を見せている。
 一方この一面一線の行き止まり駅のホームは背面が壁で、上屋がある
せいか日陰のようで多少薄暗く、やたらと長いホームが何となく寂しさ
を感じさせる。



 「お雛列車」のヘッドマークを付けた、水色のMRT300形気動車が
1両でやってきた。この頃になると、この列車が目的なのか、大きくて
立派なカメラを首から下げたアマチュアカメラマンと覚しき何人かの姿
も見られる。作品見物の親子連れ等が、どやどやと乗り込ん行く。



 車内に賑々しく飾られたおひな様は、沿線の園児や、鉄道会社の職員
による手作り作品だという。あでやかなピンク色の桃の花や提灯、運転
席後ろにはカラフルな紙で作られたお雛様が据えられている。
中吊りは、華やかな金紙の上でほほ笑むお雛様が飾られている。
「ほっこりとした幸せ」を乗せた列車は、定刻に倉敷市駅を発車した。(続)





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