川越は歩いて町を巡る人が多い観光地だという。
その為なのか、お土産や食べ物・名産品などを商う店が、表通りは勿論、細い
路地などにも結構多く立地している。
中にはテイクアウトして食べやすいようなパッケージに入れて、その一押し商
品を店先で提供する店も少なくなく、そういったお店を巡るのも、この川越の
町歩きの一つの楽しみ方になっている。
そんな店舗の中には有名店なのか、群れた人の塊が出来、長蛇の列をなして
いるところもあり、お目当ての商品を気長に並んで待っている。
そうしてようやく手に入れ、嬉しそうに手にしながらつつき合って、文字通り
食べながら歩く家族連れやカップル、外国人観光客等の姿を良く目にする。
元々はその町の店を訪ね店内で食事をし、次は又違う店舗で違う味を楽しみ、
そんな店舗巡りを繰り返すのが「食べ歩く楽しみ」だったような気がするが、
何時の頃かこの「食べながら散策する食べ歩き」が支流になったようだ。
その為に気軽に食べられるスイーツ・パン・コロッケ・せんべい・アイスク
リーム・ドリンク・ポテト・饅頭など、ありとあらゆるものが「食べ歩き」が
出来るように売られている。
こうなると当然のようにこれらに纏わる問題も出てくる。
通りの流れが滞る、食べた後のゴミの放置、タレや油で道路を汚す、中には
他人の服を汚し、串などで他人を傷つけトラブルになる。店内に持ち込まれ、
商品を汚されたと言うケースもあるらしい。
川越の様子はよく知らないが、昨今全国の観光地では食べ歩きの賛否が入り交
じり、その対応に頭を悩ましているところも少なくないという。
(JR乗り潰しの旅・川越線 完)
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