まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

棚に隠したぼた餅

2009-02-05 | 暮らし
毎朝、新聞を広げるたびに、「解雇」「赤字」「減産」「休業」の文字が飛び込んでくる。
そんな中で、L&Gのニュース。
投資したお金に対して常識では考えられないような高配当で現金、または現金に代わるといわれる円天を手にすることができるという。いわゆる詐欺にひっかかるのも、暗い中から何とか良い思いをしたいからだろう。預金を100万円して、利息がいくらか考えたら、年の配当金30%はありえないと思うが。それより、金を運用し利益を得ることばかり考えるようにならないよう気構えを持たなくては。
持っている株も半値になったし。甘い話がおかしいと思わねば。

「お金でお金を稼いでもらいましょう」とかいうキャッチフレーズもある。
しかし、汗して働く製造会社が次々と減収になっている。
世の中の基本はここからだと思う。
その基盤が出来ていて初めてお金が働くのだと思う。

姑や両親が丹精こめて畑で野菜を作ってくれる。
製造会社も同じように製品を丹精こめて作っている。
頑張っている人のお金も巻き上げたかもしれない。
夢を見て騙された人は悪くない。やはり、騙す人が悪い。
けれど、丹精したお金を取られないためにも、心して丹精の意味を今一度。

「濡れ手で粟」や、「棚からぼた餅」なんていうてられまへんがな。
(何で急に大阪弁か)
もう棚にはぼた餅なんてありませんから。誰も入れないのに。
逆に「棚に隠したぼた餅」(隠したと思ったら誰かに取られていた。)
という、世の中ですね。