まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

山代温泉  大田楽

2011-08-09 | 暮らし

どうしても、一度は大田楽を観たいと思っていた。自宅から車で5分もかからないところであるのに、一度も観ていない。月曜が最終日、だんなを誘ったが、ビール片手にTVの番をしているほうが良いとの返事。結局、ひとりで出かけた。

「中世に大流行したという謎の芸能「田楽」を日本各地の芸能や音楽を取り込み、五世 野村万之丞が現代によみがえらせた「大田楽」。ここ山代温泉においては、カラスによって発見されたという開湯伝説を取り入れた山代ならではの演出により、毎年8月に開催され、今年で16回目となります。」

 というふれこみのポスターを観て、はやる気持ちを抑え出かけると、古総湯の前の特設会場ではちょうど松坂慶子さんが舞を踊っているところだった。美しい・・貫禄もあるので白い衣装に映える。

その後に繰り広げられた子供達の踊りや、派手な衣装は芸術的で、思わず涙が浮かびそうだった。大勢の人が、一所懸命ひとつのことをしてるのを観ると泣けそうになる。

指定席の券を持っていないので、人垣の後ろからちょろちょろ眺め、移動しながら、見えるところを探していく。

 

 

何といっても、真夏の夜空の下というのは、気持ちがいい。

 

 

 

最後には、前へ出て一緒に踊ってくださいと言うので、カメラを持って中に紛れ込んだ。このとき、初めてひとりで来て良かった・・と、思った。たぶん、家族がいたら引き止められるかも。そして、はぐれてしまう。

 

 

 

そうこうしているうちに、松坂慶子さんの横顔をカメラに収めたと思ったら、方向転換して、こちらに向かって歩いてくるではないか。これでは、吉永小百合と鉢合わせになる。いかん、逃げろ。

 

それにしても、改めて、おんぼろのデジカメが残念な気がした。