帰るとパソコンにメールが溜まっている。思ったほどはないがいらないものがあるので消していく。この作業をするために、人生の中でどれだけの時間を割かなくてはならないだろう。
入院中に友達から「実は、わたしも検査入院している。」との、メールに急いで電話した。お互いベットからメールや電話をしている途中に、看護師が入ってくる。「あ、切るわ」「こっちも」と、同時に看護師が部屋へ入ってくることが分かっておかしい。女性の人生には、お肌の曲がり角というのがあるが、身体も曲がり角があるようだ。曲がったものはどこへいくのだろう。それでも生きていかなくてはならないので、こういうのを曲がりなりにも生きていくというのだろうか。
それにしても、娘や友達とばんばんメールや電話ができる素晴らしい世の中になったものだ。かけ放題、パケ放題、ギガ容量アップ、やるなあNTTさん。とか思ってしまう。各社で競う携帯戦線を応援する。
孫が学校で顔より大きなさつまいもを掘ったそうで、さつま芋と顔の映像が送られてくる。大きな天ぷらの写真が送られてくる。ビールが飲みたい。肉が食べたい。天ぷらも。かにも解禁。ボージョレヌーボーも解禁だ。だめだめ、質素な身体に今度は拒否反応が出るかもしれない。メールは時には刺激物となる。