苦手なものは蛇だ。蛇が苦手ではないという人は少ないだろうが、マムシは特に危険だ。
実家へ行ったら、叔父が三匹見つけて、赤い網袋に二匹捕獲した。と、いう事は一匹生存しているわけだ。スズメバチも山の上にいるとの事だった。蜂も苦手だ。
叔父はこの後、皮を剥いて持ち帰ったそうだ。どうするのだろう。山で育った叔父は、素早く蛇を捕まえる。わたしは、マムシの存在すら知らない。どんな蛇でも見たらひたすら逃げる。
苦手なことと言えば、朝が苦手だ。要するに睡眠が足りていない。睡眠不足は、癌や認知症になりやすいそうだ。そういえば、会社勤めをしている時、朝からハイテンションの人には近づきたくなかった。苦痛に感じるのは、血圧が低いせいだと思っていた。
酒も飲まないのに、女の人を面と向かってほめる人も苦手だった。もっと嫌なのは、みんなと一緒に飲んでいて「今度〇〇ちゃんを誘ってきて。」と、言う人がいた。自分で誘えばいいではないかと思ったので、その人をその集まりに二度と呼ばなかった。
喧嘩も苦手だ。喧嘩するほど仲がいいというけど、そうではないと思う。喧嘩はストレスになる。仲が悪いから喧嘩するのだと思う。しかし、喧嘩が出来るのは親密な関係ではある。
会社で喧嘩している人は、親密でもなんでもなく、ただ自己主張が強く、こらえ性がないだけの人なので苦手である。そういう人は相手のことを理解しようとせず、自身のイライラを相手にぶつける。ぶつけられた方は多大なストレスの後、その人から遠ざかることを考える。とにかく、苦手な人からは遠ざかるのが得策だ。スズメバチも、マムシにも、出遭わないことが一番なように。
秋の気配を感じる今日この頃だけど、朝顔がまだ咲いている。苦手なことを数えないで、綺麗なものを見よう。楽しいことをしよう。でも、危険予知は大切である。苦手というのは、危険予知でもあるのでは?
危ないものに近づかない。危ない人から遠ざかり、ストレスを溜めない。