深田久弥の紀行文「日野山と木の芽峠」を、なぞって粟田部の泊ったであろう宿屋を見た後、ふたりが日野山に登るために五分市の町で缶ビールと夏みかんと餡パンを買い、真宗出雲路派本山の豪摂寺(ごうしょうじ)を通った。堂々とした本堂があり、山門も立派だった。
紀行文とは別に、校庭の桜で有名な味真野小学校へ行った。エドヒガンという種で、樹齢は130年とか。
校庭のど真ん中にあって、運動会はどうするのだろう。走るのは周りを走ればよいが、遊戯や綱引きはどうするのか。それにしても、花が咲くのを見たいものだ。
その次に、深田久弥の母方の祖先の墓参りをした。草の中で無縁仏のようになっていた。母方の家は酒屋を営んでいたようだが、数度の大火にあって次第に落ちぶれたそうだ。
さて、ふたりが登った日野山の登山口だ。猪よけの電線があって、外して通るようになっている。それでは皆さん。登ります。探さないでください。と、言うわけにはいかんね。
最後に、先日買ったトレッキングシューズを紹介。峠の茶屋番所で靴を脱いであがるとき、皆は難儀していたが、わたしだけダイヤルをまわして楽々脱ぎ履き。そう、過日、金沢で部会があった時に購入したもの。早速履いて気分上々。
かくして、深田久弥の木の芽峠巡りは無事終了し、3時半に大聖寺に到着。