切羽詰まるとは、尻に火が付くということ。しかし、どうして切羽詰まるというのか。切羽って何だろう。
切羽とは「狭鍔(せつば)」または「副鍔(そえつば)」からきたそうだ。日本刀の鍔の事で、これが詰まると刀が抜けなくなるというが、鍔が詰まることなどあるのか?あるとすれば、刀を抜く暇がなく追いつめられるという事かもしれない。すなわち、切羽詰まるのは、鍔を抜こうとする自分自身が身動きが取れなくなることではないか。
広報の締め切りが過ぎているのに、山へ行ったり、夜に月例会へ行ったりして手つかずのままで、最後にちょいちょいと体裁を整えれば終わりと思っていたのに、弓道から帰ってファイルを開いたら、Wordのスペースに四角がずらっと並んで見にくい。2行詰めるために行間を触っている間に設定がおかしくなった。
何とか直したものの、真夜中にメーリングリストで、印刷担当の人からメール。お互い切羽詰まった状態でやり取りしていたら、12時に天の声。ふたりでどつぼにはまっていたのを救ってくれた。真夜中の電話がありがたかった。
と、いうわけで見通しの甘さや、どうにかなると思う安易さを反省し、改めて切羽詰まるという意味を深く心に問うた夜だった。その後の熟睡度は最高だった。