前に草刈りをしたのは7月13日だった。
伸びているだろうと恐る恐る行ってみると、案の定伸びていた。
おまけに刈りだすと、誰かが捨てていったペットボトルが草刈り機の刃に当たって跳ね飛んだ。

夏休みも終わる。
草はもう秋の草だ。ススキやエノコログサ。

バッタがいる。
結構、草刈りは楽しい。

ここは秋色になってきたと思いながら、ゆずの「夏色」が、浮かんできた。
草を刈りながら口ずさむ。
♪ この長い長い下り坂を~~
君を自転車の後ろにのせて
ブレーキいっぱい握りしめて
ゆっくり ゆっくり 下ってく~~♪
1998年に作られた歌だ。
娘達がいい歌だと言っていて知ったのだが、あれから20年以上経ってしまった。
あの頃は、カラオケで歌えたはずなのに、今聴くと、やたらテンポが速く感じる。
人生の下り坂を殿と一緒にゆっくり下るはずだったのに、ひとりでガンガン下る感じだ。
ゆずの歌は、彼女といっしょにいつまでもゆっくり下る想いが込められているんだろうと思う。
しかし、速い。
この長い長い下り坂~~~と、言いつつ、ゆずの歌は猛スピードで下っている感じだ。
でも、弾んでいるね。
そう思っているうちに、バッテリーが切れた。
半分も刈れなかった。やはり、草が伸びたらパワーがいるのだ。
今日は断念。
♪ この広い広い原っぱを
きみはひとりで 草刈り機
ハンドル握りしめて
ゆっくり ゆっくり 刈ってゆく~~ ♪