まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

第40回敦賀市弓道大会

2010-05-24 | 弓道
今回の40回記念大会は、出場選手全員、生涯忘れられないような出来事が起こった。

娘が嫁いで敦賀に住むようになってから、敦賀の大会に夫婦で出場すること3回目。
今年は前日から娘のところへ泊まり、孫に「ばあば優勝するからね」と、言って出かける。

去年も一昨年も雨。
そして、今年も雨。おまけに強風。
矢渡しの時から不穏な空気が空に蔓延。
風が道場内に入り袴がふくれ、ぱたぱたとはためく。

試合中も、立っている選手の袴が風船のように膨れ、細かい雨がふりかかる。
合間に、場内の雨をモップでふきまくる。
ついには、足元に置いた矢が外からの風でするすると動き出す。
違う人の的に中たる人もいる。
全体的に的中は低い。
鋭い矢をだせば風の影響は関係ないとはいえ、弓を持ち上げると風に煽られてふらつく。
とにかく、押し手をしっかりぶらさないようにと思う。
風のおさまるまで待とうと頑張るが、風は強くなるばかり。
しかし、風に負けるものかと強気で引くが矢が風にのって、よたよた左右にぶれる。
4射2中。

午後になって、さらに強くなり2回戦の前半で中断。
この時点で、私達夫婦ともそれぞれ8射4中。
この風でこの成績なら、まあよしとしようと掲示を見にいく。
そして、アナウンスが入り、これ以上は危険と判断し中止となった。

全選手が道場に集まり座って敦賀市弓道協会会長の説明を聞く。
「危険防止のためここで試合は打ち切ります。」
離した矢が風で戻ってくることはないが、矢取りを手伝っている高校生達も風の中で大変。
前半の4本の成績で順位を決めて賞品を分けるとのこと。
当然同中が多い。
団体の代表が前へ出てじゃんけんで抽選の順を決める。
抽選の棒を引き出すたびに、みなが盛り上がる。
男子の個人は3中が8名で抽選。8位まで決まる。
女子は3中が2名なので、優勝準優勝は決まり、残りの10位までの抽選が14名で行われた。
そして、わたしは、なんと4位であった。
弓道大会が、かって経験したことなのない歓声と笑いと拍手で渦巻く大抽選会となった。

この間も、外は荒れ狂っていた。
帰りは車まで行くのに足が前へ出ないほどだ。
傘はすでにひとつ壊した。
さしていなかったのに、勝手に開いてひっくり返った。

「敦賀市の皆様お世話になりました。
そして、お疲れ様でした。
記念大会のために、たくさんの賞品の準備と記念のマウスパット。
忘れられない試合となりました。」

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (kome)
2010-05-26 20:35:33
親子で同じ趣味を楽しめるというのは羨ましいです。
それにしても毎日天気がワルイです。
どーなんてんでしょう?
矢を射る威勢でもって雲を吹き飛ばしてもらえませんか。
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ごめんごめん (まこ)
2010-05-27 12:22:21
KOMEさん
舌足らずですみません。
敦賀の娘は、弓を引きません。
大会出場と孫に会うという楽しみを一挙に手に入れようという欲たましい目的です。
ほんとうに天気が悪く、気持ちも暗くなりますね。
加賀の弓道場は室内なので、いつも快適です。
武道をする環境に快適はいけませんか。
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