カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

インドからの手紙。

2011年11月30日 22時58分59秒 | デリーNCR / DELHI NCR
インドから日本へ 郵便を送る・・・・日本の常識で考えれば、
何も問題がないように思える。

しかし ここは、インドである。

 未だにガイドブックには、郵便局で切手を買って、
郵便物に貼ったら窓口で消印を押してもらうまで、
信用がならない・・・と書かれている。

 その昔・・・まだインドが今のように発展していない頃、
郵便物に貼られた切手を剥がして換金する・・・
などと言う手口があったそうな。

私の約14年の経験上、インドの各地から日本へエアメールを送って、
届かなかった、と言うことは無かった。

確かに日本までの道のりは長い。
どこで配達事故があるか判らない。
昨年3月、ウダイプールから発送した絵葉書が届かないと、
嘆いて(怒り狂って)いる知人もいる。

そこで、今回、その嘆いている知人に郵便を送るにあたり、
私は万全を期した。まず、郵送物を2つに分けた。
そして、2箇所の郵便局から送る事にした。
「そこまでするか。」と言われそうだが封筒の色まで変えてみた。

 最初に向かったのは我が家から徒歩10分の場所にある郵便局である。
今までここは利用した事がなかった。
窓口で、日本にエアメールを送りたいと言って封書を差し出した。

すると窓口のおっさんAは、奥にいるおっさんBに封書を手渡した。
奥にいるおっさんBは、その封書を手に取ると、
おもむろに 「51Rs(約80円)」  と言った。
            


適当だなぁ・・・さすがインドと思った。
きちんと重さを量るでもない。
もしかすると重さに関係なく一律51Rsなのかもしれないなぁ・・
などと思いながら次の郵便局へ向かった。

2軒目の郵便局は、いつも日本へEMS(国際スピード郵便)を始め、
何度かエアメールを出している所である。
窓口で、日本にエアメールを送りたいと言って封書を差し出した。

窓口のおっさんは、デジタル表示の秤に封書を乗せた。
そして・・・「51Rs(約80円)」と言った。
            


 えええぇぇぇぇ~・・・・。凄い・・・。

1軒目の郵便局と同じ値段であった。
さっきのおっさんBは、封筒を持っただけで値段を言った。

その郵便局から、日本にエアメールを出す人が、
どれほどいるだろう?
毎月はおろか、年に一人もいないだろう。

さすがプロ、超人的な能力、まさに神業である。
恐るべし、インドの郵便局員。侮れない。

なお知人の心配をよそに、両方の郵便物はちゃんと届いた。
ただ2軒目の郵便局から出した封書の方が、
何故か3日ほど早く到着したようだ。

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コメント (4)
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