デリーの焼鳥屋 ～ やきとら ～（スルタンプル）

　デリーに日本食の飲食店は数あれど、
日本の味をそのまま伝える数少ない店である。
以前は出張ケータリングのみであったが、
数年前から店舗を構えている。

イベントなどでは、いつでもどこでも長蛇の列で、
今まで食べる機会がなかった。
　赤いノボリが目印。
どこから入ろうかと思案していたら、
美容院の右側の店から迎えに出てきてくれた。

　　　　　　　　　　　

住　所：580, Sultanpur (Mandi Road), New Delhi
電　話：91-9891429420
予　算：１５００Ｒｓ～

＜食したメニュー＞
　
３時間制、２５００Ｒｓのコース。１４名。
枝豆、ピーナッツ、キャベツ、キュウリ、皮付き手羽、砂肝、
もも、はつ、ぼんじり、せせり、皮、ベーコントマト、海老、
ズッキーニ、焼きおにぎり、ピザ、デザート。
ビール１７本とワイン４本は含まれる。
　　　　　
＜店内の雰囲気＞

個室は１０名の座敷と１６名のソファー席の２部屋ある。
ドリンクはセルフサービスで、
個室の入口にある冷蔵庫から取り出すシステム。
人件費節約策だろうが、飲みたい時に飲めるわけだ。

＜感想と評価＞

今まで見かけた「なんちゃって焼鳥」とはまったく違う。
日本で食べる焼鳥そのものである。

まず枝豆、ピーナッツが提供され、つまんでいるうちに、
キュウリの漬物、キャベツが出て来た。
キャベツにかかっていたニンニクが効いた、
ピリ辛のドレッシングが最高。

　

　インドでチキンはポピュラーだが、
これだけの部位を入手するとは驚きである。
やっぱり輸入かしら・・・・・それにしても
生ものゆえに運送が大変だろう。

　

　

　　

つくねにチーズが入っていたのだが見事にマッチしていた。
トマトとベーコンもいいバランスだった。

　　　

鶏だけでなく、ズッキーニ、じゃがバタ、海老。

　

最後にピザと焼きおにぎりと、
インドで生活している日本人の心を知り尽くした、
にくいほどの組合せだった。

デザートのチェリーも安くはないのに・・・。



　やはりインドで手に入らない食材を使って、
日本と同じような品質で提供するという所が重要である。
これは期待以上、かなりポイント高い。

先日の某ゲストハウスにも言えることだが、
料金に見合う料理を提供すべきである。
日本と同じかそれ以上の値段で、
それ以下の品質では割に合わない。

　味ももちろんだが創作力やおもてなしの心、
何よりも日本人の心意気に感動した。
企画者と料理人が同じだからこそ品質が保てるし、
それによって顧客の満足を得られるのだ。

まぁ少規模でやってるから出来ると言われるかもしれないが、
デリー界隈でこれだけ満足できる店は見当たらない。
他のなんちゃって和食屋にも見習って欲しい。

　評価は◎（心から応援したい。）
　　　　　　（３段階、◎：おすすめ　○：まぁまぁ　●：う～ん）

■お断り■
　味に関しては、間違いなく主観でしかありません。（１００％！）
　同意見・反対意見など、あると思いますが、
　あくまでも、私の味覚に合うかどうかなので、
　気にしないでください。あしからず。

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