アンコール・ワット― 密林に消えた文明を求めて (「知の再発見」双書) | |
ブリュノ ダジャンス | |
創元社 |
カンボジアの北西部・シェムリアップにあるユネスコの世界遺産。
通称アンコールワットと呼ばれているが、正確には「アンコール遺跡」であり、
アンコールワットは遺跡の一部である。
現在のカンボジア王国の淵源となったクメール王朝時代の首都の遺跡群で、
9世紀頃から建設が開始された。
この遺跡に特に関わりが大きいのはスーリヤヴァルマン2世(1113-1145年)で、
アンコール・ワットの建設を行い、その死後30年ほど後に王に就いたとされる
ジャヤーヴァルマン7世はアンコール・トムの大部分を築いたとされる
ジャヤーヴァルマン7世が崩御した後のアンコールは、
タイのアユタヤ朝の進入を受け、ポニャー・ヤット王はアンコールを放棄した。
17世紀にそのアユタヤ朝から奪還した事にちなんで、
シェムリアップ(シャム人敗戦の地)と名付けられた。
広大なアンコール遺跡の主な遺跡は以下の通り。
有名どころを赤字とした。
中 心 部:アンコール・トム、バイヨン、象のテラス、ライ王のテラス、
ピミアナカス、プラサット・スゥル・プラット、クリアン、
バプーオン、プリア・パリライ 、プリア・ピトゥ、
アンコール・ワット、プノン・バケン、プラサット・バイ、
バクセイ・チャムクロン
東 部 :プレ・ループ 、タ・ケウ、バンテアイ・サムレ、タ・プローム、
スラ・スラン、バンテアイ・クデイ 、タ・ネイ、東バライ、
東メボン、プラサット・クラヴァン
北 東 部:クオル・コー 、ニャック・ポアン、タ・ソム
北東部郊外:バンテアイ・スレイ、プノン・クーレン、 クバール・スピアン、
ベンメリア
北 部 :プリヤ・カーン
西 部 :西バライ、西メボン、アック・ヨム
南部 郊外:ワット・アトヴィア、プノン・クロム
南東部郊外:プリア・コー、 バコン、ロレイ、スピアン・プラプト
アンコール遺跡への旅は、もう10年以上も経ってしまったが、
2005年6月に旅先のペルーで亡くなった元同僚のSさんと、
一緒に行こうと言っていたのだった。
約束を果たせないまま11年も過ぎ去ってしまったのだが、
ようやく行く事ができた。
時折、心の中でSさんに話かけたが、
たぶんSさんは聞いてくれていたと思う。
改めて・・・ご冥福をお祈りいたします。
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