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カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

高地訪問の心得、その②。

2016年09月11日 21時43分59秒 | 北インド / NOUTH INDIA
富士山に登りに行く前に読む本
 - 山登りの基本シリーズ
 - 高山病の対処・予防について
まつお けんいち
Links.Nature Kenichi Matsuo


 飛行機で到着した場合、まず呼吸が苦しいと感じる。
バスや車で高度を徐々に上げて行った方がいいなどと言う人もいるが、
道路が日本のように舗装されて整備されていればそうかもしれないが、
物凄い悪路(ただの悪路ではない)を1日以上乗っていたら、
ハンパない苦しみである。それもボロバスなら最悪である。

 これは知人の経験談だが・・・
高山病なのか車酔いなのか解らないほどの吐き気で苦しみ、
用意していった10枚のゲロ袋(失礼)が足らなくなったそうだ。



 3500mでは酸素量が平地の60%程になっているので、
大きく息を吸い込んだとしても、少量にすぎない。
到着当日はそろそろとゆっくり歩き(ゆっくりとしか歩けない)、
階段や坂道など上りは特にゆっくり休み休み上る。(それしかできない)

この日は、近くの王宮やゴンパ(寺院)には絶対に行ってはいけない。
近く見えても、楽々行けそうに見えても、
その日の夜に無理をしたと後悔する事になる。

「地球の歩き方」にも先駆者の知恵が書いてあるが、
ページの下部に小さく書いてるので見えない。
もっと赤字で注意してもらいたい。



ちなみに私は昼ご飯の後に王宮に登り、その日の夜から、
後頭部から首筋の痛み、嘔吐に襲われ、後悔した。
翌日は午前中はホテルで休まざるを得ず、
回復した午後から街に出た・・・。

 なので2泊3日の旅行など、もってのほか却下。
時間がもったいないと思っても、到着日は街歩きだけにした方がよい。
なお、ゴンパ巡りは車をチャーターしたとしても、
駐車場からゴンパの頂上までは山に沿った上り坂や階段である。
平地と違って標高3500mでは、これが結構キツイ。
甘く見てはいけない。

 もちろん飲酒や喫煙も絶対にダメ。
私は友人がペルーのマチュピチュで急死した事故から学び、
一滴のアルコールはおろか炭酸飲料すら口にしなかった。
炭酸飲料はお腹が膨らんでガスがたまり食欲不振になるため。

 高山病は死に至る可能性もあるのだ。
私は安全第一を考えて行動した。あとは自己責任で。

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コメント (2)
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