![]() | 富士山に登りに行く前に読む本 - 山登りの基本シリーズ - 高山病の対処・予防について |
まつお けんいち | |
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バスや車で高度を徐々に上げて行った方がいいなどと言う人もいるが、
道路が日本のように舗装されて整備されていればそうかもしれないが、
物凄い悪路(ただの悪路ではない)を1日以上乗っていたら、
ハンパない苦しみである。それもボロバスなら最悪である。

高山病なのか車酔いなのか解らないほどの吐き気で苦しみ、
用意していった10枚のゲロ袋(失礼)が足らなくなったそうだ。


大きく息を吸い込んだとしても、少量にすぎない。
到着当日はそろそろとゆっくり歩き(ゆっくりとしか歩けない)、
階段や坂道など上りは特にゆっくり休み休み上る。(それしかできない)
この日は、近くの王宮やゴンパ(寺院)には絶対に行ってはいけない。
近く見えても、楽々行けそうに見えても、
その日の夜に無理をしたと後悔する事になる。

ページの下部に小さく書いてるので見えない。
もっと赤字で注意してもらいたい。

ちなみに私は昼ご飯の後に王宮に登り、その日の夜から、
後頭部から首筋の痛み、嘔吐に襲われ、後悔した。
翌日は午前中はホテルで休まざるを得ず、
回復した午後から街に出た・・・。


時間がもったいないと思っても、到着日は街歩きだけにした方がよい。
なお、ゴンパ巡りは車をチャーターしたとしても、
駐車場からゴンパの頂上までは山に沿った上り坂や階段である。
平地と違って標高3500mでは、これが結構キツイ。
甘く見てはいけない。




私は友人がペルーのマチュピチュで急死した事故から学び、
一滴のアルコールはおろか炭酸飲料すら口にしなかった。
炭酸飲料はお腹が膨らんでガスがたまり食欲不振になるため。

私は安全第一を考えて行動した。あとは自己責任で。

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